朝日文庫<br> 街道をゆく〈5〉モンゴル紀行 (新装版)

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朝日文庫
街道をゆく〈5〉モンゴル紀行 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 307,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022644442
  • NDC分類 915.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

1973年、「モンゴル紀行」取材のため、著者は新潟からソ連を経てモンゴルへと飛んだ。まだ海外旅行が不自由な時代で、入国査証を得て、「わがモンゴルよ」と、心の中で叫ぶ思いがあったという。少年の頃から中国周辺の少数民族にあこがれ、大学時代にモンゴル語を学んだ著者にとって、念願のかなった旅となる。満天の星空に圧倒され、須田剋太画伯とゴビ草原の夜をさまよい歩く場面が心に残る。

内容説明

1973年、著者は新潟からソ連を経てモンゴルへ飛んだ。まだ旅行が不自由な時代で、入国査証を得て、「わがモンゴルよ」と、心の中で叫ぶ思いがあったという。少年の頃から中国周辺の少数民族にあこがれ、大学時代にモンゴル語を学んだ著者にとって、念願のかなった旅となる。満天の星空に圧倒され、須田剋太画伯とゴビ草原の夜をさまよい歩く場面が心に残る。

目次

ハバロフスクへ(新潟から;偉大なる逆説 ほか)
イルクーツクへ(イルクーツクへ;光太夫 ほか)
ウランバートルへ(ウランバートル;ノモンハンの悪夢 ほか)
ゴビへ(ゴビへ;ゴビ草原 ほか)

著者等紹介

司馬遼太郎[シバリョウタロウ]
1923年、大阪府生まれ。大阪外事専門学校(現・大阪外国語大学)蒙古科卒業。60年、『梟の城』で直木賞受賞。75年、芸術院恩賜賞受賞。93年、文化勲章受章。96年、死去。主な作品に『国盗り物語』(菊池寛賞)、『世に棲む日日』(吉川英治文学賞)、『ひとびとの跫音』(読売文学賞)、『韃靼疾風録』(大佛次郎賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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molysk

67
少年の日に夢想した、草原を疾走する遊牧民族の雄姿。日本とモンゴルの国交正常化の翌年、1973年に司馬はついにモンゴルへと向かう。ウランバートルを経て、ゴビ草原へ。夜、満天の星に圧倒される。昼、大地に果てはなく、人影はまばら。遊牧の民は、日本からの客人をもてなす。馬を自在に駆る姿は、かつて大陸を席巻したジンギス・カンの一族を彷彿とさせる。また、モンゴルへの途上、ソ連では連絡なしでの大幅な飛行機の遅延など散々な扱いを受けるが、社会主義国家における官僚主義の弊害を示す貴重な記録ということもできるだろう。2023/08/26

ehirano1

65
初版から40年以上経過しているので多少の変化はあるかとは思いますが、”ジンギスカン”はモンゴルの歴史においてはタブーであることには驚かされました。2016/07/02

Book & Travel

57
1973年、まだ社会主義国だったモンゴルへの旅。当時直行便はなく、ソ連のハバロフスク、イルクーツクを経てウランバートルへ。西域好きの司馬さんにとって憧れの場所で、様々な騎馬民族の興亡に思いを馳せるのも楽しそうだ。一方で戦時中のノモンハンでの経験から、旧満州・シベリアの地に複雑な思いがあるのも感じられる。旅のハイライトは南ゴビ。「億の草が薫る」草原と「星ばかりの大観」の星空に、司馬さんも須田画伯も興奮気味。人と自然への愛情と名残惜しさを感じるラストに、感動的な余韻が残る巻だった。【司馬遼太郎の二月】参加。2019/02/06

ehirano1

51
再読。当時のモンゴル人と漢民族が常に対立した原因が民族としての業種である”遊牧”と”農耕”に起因していることに納得しました。どちらの言い分(p102)にも肯けます。2016/07/10

kawa

45
少年の時からの夢想の地への訪問。しかし、前門の虎、後門の狼の如く官僚主義の権化・ソビエト連邦ハバロフスク、イルクーツクの経由地が待ち構える。おおよそ50年前の訪問、同じ社会主義国家ながらその当時の両国の雰囲気の落差が興味深くも面白い。訪ねたい国リスト入りだ。以下、メモ的に面白かった項目を列挙。世界を制覇した英雄ジンギス・カンを侵略されたロシア等に気を使って誇れない(今は?)。遊牧民であるモンゴル人は、牧草地を畑に変えてしまう農耕民族である中国人をもっとも嫌う。(続く) 2019/12/04

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