• ポイントキャンペーン

朝日文庫
海ちゃん、おはよう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 306p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022643292
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

原田海。3月19日生まれ、3225グラムのおんなの赤ちゃん―若い二人に突然舞い降りた、この愛らしい天使を巡って、悪戦苦闘する毎日。子どもが出来たと知らされて狼狽する夫は、果たしてお父さんになれるのか?筆者の体験を基に描く、シンドクてもあったかい育児物語。

目次

「どおーん」ときた
ピンチヒッター
一人で乾杯
緊急事態
突進
春の海
ふたりのおばあちゃん
姿勢の問題
ジタバタの練習
ペリカン保育園〔ほか〕

著者等紹介

椎名誠[シイナマコト]
1944年生まれ。作家。小説、ルポ、エッセイ、写真、映画製作など幅広く手がける
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takeapple

5
ほのぼのして好きだ。娘が生まれた頃を懐かしく思い出した。2004/11/01

sonomi

5
この本が面白いのは、ある夫婦に小さな女の子が生まれて嬉しい、という話なのにも関わらず一切女性目線がないからだと思う。重要なはずの出産シーンは丸々カットで、あるのはオロオロもたもたしている父親、つまり男性目線だけ。だからとても新鮮だったし、ところどころに光るセンスはやはり椎名さんだなーと感じた。2010/04/01

4
椎名さんのほのぼの明るい私小説。初めて子どもを持ったパパがオロオロしながら、夫としても父親としても仕事の場でも、だんだん地に足が付いたようになってくる。赤ちゃんは無条件に可愛いし、父方母方両方のおばあちゃんを繋ぐ天使でもある。 我が家でも、初孫(女の子)が生まれて2週間余り。新米パパは「甘いパパになる」と宣言しちゃったし、新米ジジはメロメロだし、新米オジチャンは「会うたびにお小遣いあげちゃう」と言ってるし、とにかく男性陣は全滅。これからだんだん、それぞれの立場で成長してくれることを期待しよう(;^_^A2018/07/07

ミメイ

3
「海ちゃん」とは椎名さんの長女の(と言ってもこれは作品上の)名前。つまり「岳物語」の岳君の「姉」でもある。「岳物語」に描かれた父親は強くて暖かな存在だったけれど、この本では大違い。初めての子どもを持つことへの戸惑いがとても正直に書かれていて、なんだかなぁと呆れつつ、ひとりの男が「父親」になる、というのも、なかなか大変なことなのだなぁとしみじみ思う、。海ちゃんの成長と共に父親としての愛情も大きく育ち、笑いながらも思わず胸が熱くなる。岳物語を読んだ方はこちらもぜひ。 2009/07/28

あみか

2
★3 小さな赤ちゃんを前におろおろしたり、心配したり。そんな新米パパの話。子育てって格好いいことばかりじゃないけれど、あたたかいなぁとそんな気持ちになりました。急に父親になった筆者の狼狽ぶりがかわいい。親になること、子どもを育てること。いろいろ考えさせられた。明るい私小説を書きたい、という作者の思いもすごくいいと思った。2010/02/24

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/476914
  • ご注意事項