内容説明
戦後最大の“有名人”にして不世出のヒーロー、力道山。敗戦ムードの日本に燦然と輝くも、その背後にはいかなる闇をまとっていたのか―帰ることのない故郷へ想いをはせつつ日本人のヒーローを演じ続けた一人の男。力道山を知る世代も、全く知らない格闘技ファンも、刮目すべき本格的評伝。
目次
第1章 力道山プロレスの誕生
第2章 巌流島の血闘
第3章 世界王者への野望
第4章 鉄人ルー・テーズ
第5章 力道山プロレスの曲がり角
第6章 唐突な死
第7章 表裏の逆転
第8章 力道山の再生
著者等紹介
村松友視[ムラマツトモミ]
1940年東京都生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業。出版社勤務を経て、文筆活動に入る。82年『時代屋の女房』で直木賞受賞、97年『鎌倉のおばさん』で泉鏡花文学賞受賞
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