朝日文庫<br> 本の雑誌血風録

朝日文庫
本の雑誌血風録

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  • サイズ 文庫判/ページ数 554p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022642363
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

1976年4月、「本の雑誌」創刊!椎名誠はひたすら書いた、沢野ひとしもひたすら描いた、目黒考二はひたすら読んだ、そして木村晋介はひたすら歌った―「本の雑誌」をめぐって熱く燃えていた人たちと、そこで起きるさまざまな出来事をどーんと描いた、著者念願の“実録”。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

リードシクティス

12
椎名誠の自伝的小説第4弾。いよいよ本の雑誌創刊の件が描かれる。目黒孝二が気まぐれで始めた「読書感想手紙」が椎名誠や沢野ひとしなどを巻き込んで、現在も続く「本の雑誌」となっていくさまがとてもダイナミック。それと併せて椎名誠という一人の人間がまさに大ブレイクする瞬間を目撃できる。雑誌のそもそもの生みの親は目黒氏だと思うが、椎名氏の「どおーんといこう」の姿勢がなければここまで来なかったのだろうな。2016/01/28

ソラ

10
内容(「BOOK」データベースより) 1976年4月、「本の雑誌」創刊!椎名誠はひたすら書いた、沢野ひとしもひたすら描いた、目黒考二はひたすら読んだ、そして木村晋介はひたすら歌った―「本の雑誌」をめぐって熱く燃えていた人たちと、そこで起きるさまざまな出来事をどーんと描いた、著者念願の“実録”。 2009/05/10

Ryuji

7
★★★★★家の書棚本の再読です。椎名さんが目黒孝二さんと「本の雑誌」を作った時代のこと書いた私小説。相変わらずの椎名流のドタバタ文が面白い。500頁を超える本ですがあっという間です。あとがきに書いていたが「哀愁の町に霧が降るのだ」「新橋烏森口青春篇」「銀座のカラス」が連作のようになってしまい、その続きがこの本。全ての本を持っているが、シリーズとしての認識は無かったので言われ見ればそうだなと改めて思った(ご本人も結果としてそうなったとのこと)。巻末の目黒孝二さんの解説もまた面白かった。2018/03/18

むっち

4
今更という感じだが10年ぶりくらいのシーナさんの本。実は今年からなんとなく本の雑誌を定期購読しているので。私がまだ大学生だったころ、シーナさんはまだ雑誌編集をしているサラリーマンで、その文体が突然受けて、将来の不安と期待でうつ(当時はノイローゼっていったのね)になったのですね。木村晋介さんつながりで20年前に、「わしらはあやしい」や「銀座のカラス」やら「学物語」やらを一気に読んだのが懐かしい。基本的にはシーナさんはまじめな人で、一気に文化人の仲間入りをしたのですが、基本は庶民的な人だと改めて感じました。庶2013/04/25

route-ls

3
椎名氏の大きな転換期。どぉーと行かねばならないのだ。2016/05/18

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