朝日文庫<br> 幕の内弁当の美学―日本的発想の原点

朝日文庫
幕の内弁当の美学―日本的発想の原点

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  • サイズ 文庫判/ページ数 312p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022642226
  • NDC分類 704
  • Cコード C0170

内容説明

「異質なものを貪欲にとりこんで、それぞれの特性をすべて活かす」―幕の内弁当に秘められた美学が、私たちに身近な日用品から自動車、あるいは住宅、都市にいたるまで、世界に誇りうる日本的デザインを生み出していることを検証した、インダストリアルデザイン界の第一人者による古典的名著。

目次

序章 「幕の内弁当の楽しみ」
第1章 幕の内弁当に秘められたるもの―日本的造型作法(美は機能なり;やわらかい機能観;創造を誘う装置 ほか)
第2章 幕の内的なるもの―日本的産物の幕の内的解釈(環境との対応術;秩序化の術;質を高める術 ほか)
終章 「幕の内精神―日本の世界化」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k

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幕の内弁当を軸に美・デザインについて一冊書いた本なんて他にないだろう、と興味をそそられ古本市で購入。幕の内弁当など従来の日本のモノには、確かに日本の美学が表されていたのだなと勉強になりました。 一方で、現在のデザイン思想との差を感じる一冊でした。 この本の様な思考だから、日本のデザインは負けたのか、それとも徹底出来なかったために負けたのか・・・考えさせられました。 ちなみに、私が読んだのは、1980年ごま書房から出されていたものです。 2012/09/28

木旬菊

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四季があって、海と山があって、自然を一口づつ詰め合わせて楽しむ。なんて素敵なお弁当でしょう! 欲張りで、組み合わせも臨機応変、持ち運びも便利、誰でも楽しめる大衆性、サービス精神あふれる、ちょっとご都合主義でも人間らしい様々な物事。幕の内文化って身近にたくさんあるんですね! 仏壇は小さなポータブル寺院で、総本山と交信する電話機らしい。見過ごしがちな仏壇が、とても興味深くなりました。2011/11/21

linbose

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☆☆☆2009/05/20

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