内容説明
70年代を象徴する山口百恵のアンチテーゼとして、80年4月に登場した松田聖子。二人のデビューの背景、衣装、歌詞、生活感覚、結婚観などを徹底的に比較分析し、常に若い女性を惹きつける「松田聖子」という記号を読む。同時に、現代に生きる女性へのメッセージを綴った、超スーパーアイドル論。
目次
第1章 2人のわがままな主婦(不気味なエッセイ―『青色のタペストリー』;対立する2人の聖子 ほか)
第2章 青い果実の熟成―山口百恵の軌跡(ズドンとそこに立っていた;アイドルが認知された年 ほか)
第3章 翼の生えたブーツ―松田聖子の正体(「はい、何でも歌えます」;たったひとつの空き部屋 ほか)