朝日文庫<br> 私の仕事―国連難民高等弁務官の10年と平和の構築

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朝日文庫
私の仕事―国連難民高等弁務官の10年と平和の構築

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  • サイズ 文庫判/ページ数 352p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022619013
  • NDC分類 369.38
  • Cコード C0195

出版社内容情報

63歳で女性初、日本人初の国連難民高等弁務官となり、冷戦後の10年間、世界の難民支援を指揮した緒方貞子氏。当時の貴重な日記を中心に、エッセイ、インタビューなどをまとめた内容に。難局に直面したとき、彼女はどう判断し、どう対応したのか。

内容説明

63歳で日本人初の国連難民高等弁務官として、冷戦終結後の10年間、世界の難民支援を指揮した緒方貞子氏。彼女が当時綴った日記やエッセイ、対談などを通じ、深刻化する難民問題解決の糸口を探る。

目次

1 ジュネーブ忙中日記(一九九三年;一九九四年)
2 国連難民高等弁務官の十年(国連難民高等弁務官着任一カ月;難民・国内避難民・経済移民;カンボジア和平の課題 ほか)
3 難民援助の仕事を語る(経済大国から人道大国へ;人道援助とPKOの連動;緊急的人道援助はどう行われたか ほか)
4 外交演説・講演―平和の構築へ(グローバルな人間の安全保障と日本;アフガニスタンの人々に希望を;アフガニスタン復興支援国際会議 ほか)
5 世界へ出ていく若者たちへ(世界へ出ていく若者たちへ)

著者等紹介

緒方貞子[オガタサダコ]
1927年東京生まれ。独立行政法人国際協力機構(JICA)特別フェロー。聖心女子大学文学部卒。アメリカに留学し、ジョージタウン大学で国際関係論博士号、カリフォルニア大学バークレー校で政治学博士号を取得。74年国際基督教大学准教授、80年上智大学教授に就任。教鞭をとる一方、76年日本人女性として初の国連公使となり、以降、特命全権公使、国連人権委員会(現理事会)日本政府代表を務める。91年から2000年まで第8代国連難民高等弁務官(UNHCR)として難民支援活動に取り組む(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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はっせー

129
かなり勉強になった! 国連難民高等弁務官として10年活躍した緒方貞子さんの自伝である。私が生まれる前から生まれてた時代の紛争や内戦についての内容が書かれているため勉強になった。緒方さんは本当に現場主義である。紛争地や難民キャンプに直接行くことによって現状を知ることが出来る。またこの本には緒方さんの日記が書かれているが本当に多忙であることが素人目でもわかる。緒方さんの姿勢はまさに積極的平和主義とも言える。平和を実現するために積極的行動することこそが日本のとる姿勢ではないかと思った!2020/02/14

Akihiro Nishio

23
難民本を続けて2冊目。2017年発刊だが、実際には2000年頃の手記を集めたもの。現在では当たり前の国内避難民の救済を始めたのが緒方氏であったことを知る。UNHCR時代の日記が凄まじく、スーパーエリートはこんな仕事の仕方をしているのか!と驚愕。また、UNHCRが東西冷戦構造の中で東側の人が流れてくるのを西側が受け入れることから始まったことを知る。ちょうど緒方さんの時代頃に、ベルリンの壁が崩壊し、冷戦構造が終わり、テロ時代に突入したのだな。その変化の時代に、自分の頭で考え、行動したことがよく分かった。2020/02/15

もえたく

18
NHKアナザーストーリーズ『小さな巨人 緒方貞子〜命をつなぐ現場主義』観て、思わず手に取る。日本人初の国連難民高等弁務官になったのが63歳。それから10年間、クルド難民救済、サラエボ援助物資空輸など前例のない取組を行ったエネルギーの一端を知る事ができました。『ジュネーブ忙中日記』に描かれているバイタリティーは凄過ぎる。『世界へ出ていく若者たちへ』だけでも、子ども達に読ませたい。2023/10/08

Francis

17
昨年亡くなられた緒方貞子さんが過去発表した日記、対談、演説などをまとめたもの。日記を読むと緒方さんが大変忙しく、にもかかわらず難民支援で素晴らしい実績を残されたことが分かる。アフガニスタン支援総理特別代表として国連安全保障理事会での演説では「議長」と呼びかけるなどアフガニスタンの人々を救おうとする情熱がひしひしと伝わってくる。残念なことに緒方さんが救おうとしたアフガン、ソマリアの人々は今なお内戦に翻弄されている。緒方さんの遺志をどう受け継ぐべきか。読んだ人一人ひとりが自らに問いかけねばなるまい。2020/04/17

piro

11
世界が劇的に変革した1990年代に国連難民高等弁務官(UNHCR)を務めた著者。理想論に終始せず、現実の課題に対し行動力・現場主義を持って取り組む。この様な方こそ真のエリートと呼ぶのではないかと感じました。国内避難民は難民ではないから援助できないという従来の方針に対し、「救わなければならない」という基本原則(プリンシプル)を以って援助することを判断したのは、正に現場主義がなせるものなのでしょう。20年近く経ってもUNHCRが不要な世界には程遠い情勢。日本が果たすべき役割を考えていかなければなりません。2017/09/29

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