出版社内容情報
C0140【自然科学/自然科学総記】航空機の操縦から医療、事務仕事まで、人間が関わる全ての作業において、人的ミス(=ヒューマンエラー)が原因の事故は起こりうる。それらが生まれる仕組みを分析し、対策を分かりやすく紹介する。日常生活にも専門的業務にも使える知恵が満載!
内容説明
デスクワークや車の運転、製造業から医療の現場まで、人が関わる全ての場面で事故を招く、人為的ミス=ヒューマンエラー。それらが生じる意外な原因を解き明かし、今日から簡単にできる根本的解決法を紹介!仕事や日常生活を安全・快適にするコツが満載の一冊。
目次
第1章 ヒューマンエラーとは何か
第2章 なぜ事故は起こるのか
第3章 ヒューマンエラー解決法
第4章 事故が起こる前に…ヒューマンエラー防止法
第5章 実践ヒューマンエラー防止活動
第6章 あなただったらどう考えますか
第7章 学びとヒューマンエラー
著者等紹介
中田亨[ナカタトオル]
1972年神奈川県生まれ。独立行政法人産業技術総合研究所セキュアシステム研究部門主任研究員。東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。博士(工学)。人間のミスと安全に関する研究を建設会社や金融機関との共同研究において現場主義で進めている。国際電気標準会議(IEC)「『ヒューマンファクターと機能安全規格』に関する検討グループ」メンバー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しん
24
ミスを事故に繋げないためにはどうしたら良いか、そういう対策のヒントが詰まった本でした。人間のミスは無くならないものとして、それを事故に繋げない、つまりヒューマンエラーとしないためには、どういう防ぎ方があるのか、ということが書かれています。仕事でのミスを事故に繋げない対策を考えるには、とても参考になる本でした。2015/07/14
イワトコナマズ
15
ヒューマンエラーの防止は3種類に分けられます。『①作業を行いやすくする。ヒューマンエラーの発生頻度を抑制する。②人に異常を気づかせる。損害が出る前に事故を回避できるようにする。③被害を抑える。小さな事故が大きな事故に発展しないようにする。』この3種類それぞれについて具体例を出しながら説明されていて、参考になりました。ただ、ヒューマンエラーの原因は複雑で、どんな問題に対しても使える簡単な解決法がないこともわかりました。2023/12/01
鮫次郎
9
問題を解いたときは次の問題の始まり。会社で、改善やPDCAサイクルなんかについて教える部署にいるので、相手にミスについて語る参考資料として購入しました。例えと教訓がわかりやすいので、会社で来期の推薦図書に推します(^w^)2014/02/22
西郷どん
8
同著者の5冊目を読了。ヒューマンエラーの種類、防止を細かく書かれている。時々読み返したい。2021/09/18
kurokami
8
人為的ミス=ヒューマンエラー。「人間は間違う生き物」を頭に入れ日々業務を行っている。重要な業務を行っているので、つもり確認はしない。何度も確認、慎重。それでも小さなミスは発生する。やらかした後の心的ストレスは大きい。ミスが発生すると信頼関係も崩れる。コワイのです。2018/01/07