内容説明
スーパーカブ、トリニトロンテレビ、シビック、ウォークマン…一世を風靡した２社の製品には、ものづくりにかける創業者の夢が満ちていた。企業接点はなく、性格も正反対ながら「親友」だった二人だが、その現場にのこされた言葉は驚くほど同じだった。関係者が明かす開発秘話も収録。
目次
第１章 生い立ちと夢（腕白小僧宗一郎；科学少年井深）
第２章 創業と発展（青年宗一郎；青年井深 ほか）
第３章 失敗を恐れるな（井深大 新しい技術；本田宗一郎 新しい技術 ほか）
第４章 夢のつづき（井深大 人間の可能性を信じて；本田宗一郎 世界を見つめて）
著者等紹介
板谷敏弘［イタヤトシヒロ］
１９６１年東京都生まれ。青山学院大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程中退。専攻は日本近現代史。東京都江戸東京博物館学芸員を経て、東京都写真美術館事業企画課長
益田茂［マスダシゲル］
１９６７年東京都生まれ。日本大学大学院文学研究科史学専攻博士前期課程修了。専攻は日本近現代史。現在、東京都江戸東京博物館学芸員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ジェンダー
21
この２人に共通しているのは類まれな好奇心と他社のマネをせずオリジナルにこだわる事にあると思う。そして自ら先頭に立ちどんな困難状況でも打開しようと社員を鼓舞し自らも困難を厭わない事。井深大率いるソニーの方が扱っている製品が多くまたいち早くから海外に出て国内だけに頼ることなくチャレンジした事を勇気がいる事だと思う。逆に本田宗一郎率いるホンダは技術向上と国民に希望を与えるためにマン島レースやＦ１に参加しために事である。やり方は違えど日本人でも外国に負けない製品を創り、また技術も負けないと証明した。2014/06/15
ocutec
1
良い時代だった。2012/01/27
すずめっぐ
1
一介の町工場を世界企業に育て上げた経営者二人のエピソードを概観した本。社会をより良くという夢に向かって何がなんでも食らいつくハングリー精神が、むしろ今の中国・インドとだぶってみえる。それは確かに脅威ですが、今更その部分で勝負しても日本に勝ち目はなく、むしろ弊害。成長が一段落した国なりの戦い方を模索してもがいているのが今の日本の姿なのかな。2010/12/22
