朝日文庫<br> スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943

個数:
  • ポイントキャンペーン

朝日文庫
スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943

  • ウェブストアに4冊在庫がございます。(2024年05月03日 04時06分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 598p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022614773
  • NDC分類 936
  • Cコード C0122

内容説明

第二次世界大戦の転換点「スターリングラードの大攻防戦」を描く壮大な戦史ノンフィクション。膨大な資料や個人の手記、書簡、証言などをもとに史実を丹念に読み解き、兵士たちの肉声に触れながら、愚行と冷酷さに彩られた戦いの真の恐怖に迫る。世界23カ国で翻訳されたベストセラーの文庫化。サミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞受賞。

目次

第1部 「全世界が息を凝らすだろう!」(バルバロッサは諸刃の剣;「ドイツ軍兵士に不可能はない!」 ほか)
第2部 再開されたバルバロッサ作戦(パウルス将軍初の戦闘;「人はどれほどの土地を必要とするか」 ほか)
第3部 「宿命の都市」(「時は血なり」―九月の戦闘;鼠たちの戦争 ほか)
第4部 ジューコフが仕掛けた罠(ウラノス作戦;ヒトラーの執念 ほか)
第5部 屈服した第六軍(空輸作戦;「降服は論外」 ほか)

著者等紹介

ビーヴァー,アントニー[ビーヴァー,アントニー][Beevor,Antony]
1946年、ロンドン生まれ。ウィンチェスター校とサンドハースト陸軍士官学校で学ぶ。1963年より、第11軽騎兵連隊に所属し、5年間ドイツと英国で服務する。除隊後、パリで小説を発表。小説執筆のかたわら、戦史ノンフィクション作家として頭角を現す。『クレタ―戦いとレジスタンス』(1991)でランシマン賞を、『スターリングラード―運命の攻囲戦1942‐1943』でサミュエル・ジョンソン賞ノンフィクション部門、ウルフソン歴史賞、ホーソーンデン賞を受賞

堀たほ子[ホリタオコ]
東京生まれ。東京女子大学文理学部英米文学科卒。スコリノス法律事務所、ポーランド大使館、産報出版社に勤務した後、翻訳を始める。サイマル・アカデミー翻訳コースで20年にわたり講義を担当したほか、1992年より翻訳グループ「葦の会」を主宰
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

モトラッド

34
★★★☆ 第二次大戦において、最大の激戦地「スターリングラード」での戦いを、極めて詳細に綴った、ノンフィクション戦史の金字塔。『人類史上最も過酷で最も残酷』と言われ、大戦の帰趨を決めた独ソ戦の、隅々にまで光を当てた良書。その凄惨さには、思わず目を背けたくなる。戦争を始めたヒトラーは、勿論許しがたいが、一方、スターリンの人命軽視にも言及し、戦争とは何かを問いかける姿勢に、感銘を受けた。2018/04/06

みねたか@

31
第二次大戦中最大の市街戦にして独ソ戦の転換点とされるスターリングラード攻囲戦。「建っている家は一軒もない。あるのは一面の焼け野原。通り抜けられない瓦礫の荒野」の中での市街戦。多数の手紙と生存者の証言をもとに描き出される惨禍。瓦礫の中「こんな地獄で人間が耐えていけるのか理解できない,それなのにロシア兵は廃墟や穴や地下室にしっかり腰を据えている」。やがて攻守は替わり、まるで石器時代の洞穴に住む未開人のようになったナチス兵士。食料,物資の欠乏,激しい飢え,酷寒。あまりにも圧倒的で立ちすくんでしまう。2020/01/17

スー

24
126スターリングラード攻防戦とはどんな戦いだったのか?膨大な量の資料と証言のお陰で兵士達の苦しみを身近に感じられ極寒の地での市街地で戦う事がいかに困難だったか理解できました。建物の中から下水道までが戦場となり日々戦線は移動し敵味方が入り乱れ狙撃と夜襲で気の休まる間がなく、夜は仲間と毛布にくるまりお互いの体温で温め合うが起きれば仲間の何人かは凍りついている。防寒着が不足し体を洗えないので手は凍傷で腫れ足の指は無くなり虱がたかり赤痢やチフスが蔓延し1日200グラムのパンと薄いスープだけで餓死者も出る。2019/08/28

白義

18
独裁者の無謀、無茶な行軍や監視による市民の犠牲、双方共に悪化する戦況で加速する身心の荒廃、スターリングラード攻囲戦という地獄を下からの肉声から上の戦略までつぶさに追いかけ記録した力作ノンフィクション。対化学兵器用薬液のわずかなアルコールを求めて飲み過ぎ死に、カニバリズムすら銃を突き付けなければ止められない極限状況に、家族や国家への思いを綴った兵士たちの手紙が続々引用されたまらないが、著者の冷徹な視点は彼らの残虐行為すら淡々とえぐり出す。そりゃシュトロハイムだって死ぬよね2013/09/14

Satoshi

14
独ソ戦でのターニングポイントとなったスターリングラード市街戦のノンフィクション。後方支援なく、兵站がままならない状況になったら、戦は負けるのだなと実感した。飢え、寒さ、蚤、チフスに苦しめられるドイツ軍の様子も壮絶だが、ナチ、赤軍の双方に利用された市民も悲惨だ。独ソ戦のために国家総動員で生産体制を整えたソ連は全体主義国家そのもの。一方、ナチスドイツは女性の労働を嫌がった。戦争の歴史は悲惨だが、興味深い。2021/05/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/35060
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。