内容説明
脱サラで店を持とうという人、立地条件も味もいいのに客がこないと悩む人、家主や業者とのトラブルで悩む人、そんな人のためにこの本はある。川崎市の片隅で焼鳥の店を始めて以来、暴力団と闘いながら30年以上で30店近い店を経営してきた著者の“必ず繁盛する飲食店”の実践的経営術。
目次
1 経営者は全神経を使って客のニーズを知れ(いま客は何を求めているのか;常に経営者の目で次の一手を考えよ;大胆な切り替えの才こそ成功の鍵)
2 客は一瞬にしてその店のすべてを見抜く(客が店主を見抜き、客が店を選ぶ;客商売は日々これ真剣勝負)
3 暴力団との闘いで得た実践経営術(飲食店経営者には天敵への心構えがいる;なぜ『ナポレオン』商法は成功したのか)
4 体験的「開店・独立」の心得十五か条(共同経営は儲かっても損しても上手くいかない;開店前に客が来たら即入れよ ほか)
著者等紹介
宮本照夫[ミヤモトテルオ]
1938年山口県光市生まれ。59年山口県立下松工業高校卒業。64年から、神奈川県川崎市でクラブ、スナックなど、最盛期で8店経営。(株)宮本企画、(株)セムズ(焼肉店フランチャイズ)代表取締役。神奈川県暴力追放推進協議会に所属、飲食店経営約40年の間に、暴力団ならびに不良客を100人以上検挙させた。現在は焼き肉店を経営。そのかたわら、今までの経験を生かし、講演やセミナーで、人間味あふれる語りで暴力追放を説き、又自己の体験的経営について講師として活躍
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感想・レビュー
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ぴえり
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さすがに時代が古くて、実践的経営術の本として読むのは無理があるけど、時々なるほどなと思うことも書いてある。例えば『思いやりがあれば客は店に利用されるのを喜ぶ(特別視、身内扱いする)』『客の満足度にはきりがない(サービスを当たり前だと思わせてはいけない)』『半額セール考現学(半額セールの客が常連になってくれるわけではない)』など。著者はまだカラオケが珍しかった頃、ギターの流しがいた頃に、クラブやミュージックレストラン(!)を作って大繁盛させたらしいが、このへんの話はエッセーだと思って読むといいかも。2021/02/10