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朝日文庫
つくられた障害「色盲」

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  • サイズ 文庫判/ページ数 226p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022613837
  • NDC分類 496.45
  • Cコード C0147

内容説明

色覚検査で指摘された“色覚異常者”が、実際に信号や薬の色を間違えることはほとんどない。それにもかかわらず、あらぬ差別・偏見に苦しむ数百万の人々がいる―間違った認識の放置と撤廃すべき検査・規制を指摘してきた眼科医が書く、つくられた障害「色盲」の実態。

目次

1章 色覚異常の実態
2章 つくられた障害
3章 入学制限と闘う
4章 職業差別はまだある
5章 色覚異常者の能力
6章 社会はなにをなすべきか
7章 立ち上がった家族、本人
8章 色覚異常とともに生きる
9章 呼称を変えよう、検査を変えよう

著者等紹介

高柳泰世[タカヤナギヤスヨ]
静岡県生まれ。1958年、名古屋大学医学部卒業。73年、名古屋市で眼科医院開業。81年、愛知視覚障害者援護促進協議会設立。84年、文部省「色覚異常生徒のための教科書態様改善に関する調査研究委員会」委員。89年、日本学校保健会学校環境衛生指導委員会委員。94年、厚生省健康政策局「色覚問題に関する検討会」委員。91年、日本医師会最高優功賞受賞。92年、日本女医会吉岡弥生賞受賞。94年、朝日社会福祉賞受賞
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感想・レビュー

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アドソ

9
図書館でたまたま目について。石原式検査表という鋭敏すぎる判別法のせいで色覚障害というレッテルを貼られ、大学入試や就職を制限されてきた人たちがいた。義憤に駆られた著者(眼科医)が色覚異常についての誤解を解くために運動し、ついに文部省までも動かした。程度の差はあるだろうが、ある種の色の区別がつかないことなど、実際の生活上ではまず障害にならないという。絶対音感がなかったり、ワインの味がわからなかったり、字がうまく書けなかったりするのと同じレベルの話なのかもしれない。2016/10/26

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