朝日文庫<br> 引きこもる若者たち

電子版価格
¥630
  • 電書あり

朝日文庫
引きこもる若者たち

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 261p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022613820
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0136

内容説明

社会や人間関係から撤退し、長期間家の中に引きこもる若者たち。年齢的には大人だが、就職などの社会活動ができない。彼らは自らをどうみつめているのだろうか?引きこもる若者たちとその両親、民間支援機関への取材を続けた著者が、黙殺されがちな小さな叫びをここに記す。

目次

第1部 「引きこもり」の日々(社会に出られない青年たち;引きこもる魂;立ちすくむ家族;対話する関係を求めて)
第2部 「引きこもり」を伝える(取材の現場から;七百通の手紙)
第3部 現代社会と「引きこもり」(「引きこもり」を考える;いくつかの芽―後日談として;この社会を生き抜くこと)

著者等紹介

塩倉裕[シオクラユタカ]
1966年、東京生まれ。一橋大学社会学部卒。89年、朝日新聞社に入社。旭川、札幌での勤務を経て、94年から学芸部記者に。教育面、文化面(論壇)を担当
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

オカヤン

3
1999年初版 引きこもり。本人も、家族も苦しいけど、どこにも相談できない。相談したらいいかわからない。千葉県のフレンドスペース、保健所の訪問、本人、家族への取材。本文より、自分という存在は他者とつながっている、他者に受け入れられている、という実感を、もてること。それが、足がかりや、より所となる。2016/10/21

無謀庵@Reader

1
昔読んだと思うけれど、電子で復刊されていたので再読。15年近く経過して、引きこもりについての世の中の扱いは良くなることもなく、「引きこもり」という言葉が悪口として飛び交ってるように存在だけは弄んでいて、社会からは異物として完全にパージされ、当事者個人には目も向けなくなっちゃったかな。2013/11/20

まひる

0
若者の引きこもりについて取材に基づいた話が多く載っている。引きこもりと一口に言っても様々なケースがあること、引きこもっているその人は社会から隔離された化け物ではなくて同じ普通の人だということを読んでいて感じた。話があまりにも生々しくて読み進める手が止まることもあった。川崎の事件や元事務次官の事件でよくも悪くも引きこもりに注目が集まっていた今この本を読むことができてよかった。2019/07/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/230301
  • ご注意事項

最近チェックした商品