朝日文庫<br> 萬斎でござる

朝日文庫
萬斎でござる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 218p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022613639
  • NDC分類 773.9
  • Cコード C0136

内容説明

狂言ブームの火付け役となった若手狂言師・野村萬斎。伝統芸能の世界に生きつつ、映画やドラマでも活躍する萬斎が、幼少期、学生時代からイギリス留学をへて現在にいたるまで、そして演劇への熱い思いを語る。「おすすめ狂言選」もついて、狂言の入門書としても最適の一冊。

目次

狂言師・野村萬斎の誕生
狂言師、現代を生きる
狂言師、海を渡る
狂言師、イギリスから帰る
狂言師、未来を挑む
ようこそ、狂言の世界へ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マッピー

15
20年以上前の本なので、狂言に対して多少の気負いも感じられるが、狂言の歴史や、伝統芸能を受け継ぐということについて、面白く読んだ。芸能に限らず、「受け継ぐ」というのは、先代と同じ事をしているだけでは認められない。先代を越える何かがあって初めて、一人前と見なされる。狂言が能の演目の合い間に行われるイロモノ的なものではなく、古典に対する知識、解釈を表現する能力の他にも、側転や宙返りなどの高度な身体能力が必要という。動きで感情を表現するというのは、近代演劇よりもバレエに近いのだとか。何だか狂言を観たくなった。2020/10/13

Madoka.@書店員復帰を目指し中!

3
萬斎さんってすごいな。2012/03/16

1
野村萬斎さんの生い立ちですかねぇ。ちびちび読みました(笑)2017/03/22

たそがれ

0
狂言と現代演劇の演じ方または表現法の違いを語るくだりは興味深かった。能楽堂に狂言を観に行きたくなりました。2014/04/27

coco.

0
英国留学の経験から、英国演劇と日本の伝統的演劇を比較した本人の所感が見所。文章は、初心者に向けて書いているなぁ、といった印象。小難しく語ってないので、読みやすいです。基礎本や辞典で狂言に入るより、この本のように初舞台から一人前になるまでの演者の半生記から入ってもいいかも。2012/07/15

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