出版社内容情報
旅にもいろいろあるけれど、「旅の恥は掻き捨て」を地で行くのがこの作品。昭和62年3月~8月に「朝日新聞」に連載されたもので、著者が見た国内外の風景を紹介した、世界マンガ紀行。漫画家ならではの視点が面白い。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
剛腕伝説
17
先月【サザエさん】をコンプリートしてから、完全に長谷川町子病(*^^*)。そんなわけで暫く長谷川町子本を読む予定です。本書は長谷川町子と家族の旅レポ漫画。どの話も興味を唆られる。お母様もお姉様も個性抜群。今の様にそんなに海外旅行が身近じゃなかった時代に、凄い数の旅行をなさってる!やっぱり庶民とは懐事情が違うようです(*^^*)。それでもイヤミ感ゼロなのは流石です。楽しく読ませていただきました。2021/07/06
よと
17
長谷川町子さんのご家族がパワフル!!旅先で多くの人と仲良くなるお母様が特にパワフル。さらっと楽しく読める一冊です。2019/12/19
アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯
16
長谷川町子の旅エッセイ漫画。子供の頃に読んでいた時は、ただ楽しく面白く『サザエさん』や『いじわるばあさん』を読んでいたけれど、今、改めて読むと、絵や手書きの文字や色使いも含めて洒落てるなぁーと思う。日本の温泉、ヨーロッパ、ニュージーランド、中東等の旅もあれば、終戦後の買い出し、結婚式や病院、老いという人生の旅まで。くすっと笑って時おりしみじみ。図書館で借りたけど手元に欲しい。2022/08/24
gtn
14
著者は本物の旅好きである。資産家なのに、ツアー旅行に参加することからも分かる。著者が心底旅を楽しんでいるので、こちらも気が晴れる。2019/03/15
猪子
11
長谷川町子さんの旅をまとめたコミックルポルタージュ。お母さんが部屋を間違えて新婚さんの部屋に入っちゃったり、別の芳名帳に記帳しちゃったりとみんなしてそそっかしくて面白い。でも、そんなお母さんも毬子さんも町子さんも亡くなってしまい、みんな長い旅あるきに出てしまいました。どうか、そちらでも皆でワイワイ楽しんでいますように。2018/03/13