内容説明
戦中から欧州に赴き、生涯旅を楽しんだ著者が、50年の蘊蓄を語った、中高年にもお薦めの個人旅行指南書。旅の準備から記録まで、科学者の鋭い眼力と細やかな視点から、魅力的な旅づくりを提案する。海外を歩くに有用なアイデア満載。
目次
言葉は旅のソフトウェア
旅のはきもの
旅の服装、上から下まで
かぶりものから入れものまで
旅の道具の収納
写真撮影の決断
旅の収集から日記まで
地図は最大の旅道具
宿探しの戦略
旅の飲み食い〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yasuhisa Ogura
1
久しぶりに再読。著者は、航空技術者で戦時中にベルリンに滞在していた経験を持つ。旅慣れた著者が、ネットやデジカメがなかった少し前の時代の旅のソフトウエアとハードウエアについて語ったエッセイ。「旅を人生のシュミレーション」と考える技術者ならではの視点は興味深い。少し前に書かれたせいか、外国や外国人に対する偏見なんかも散らばっているけど、かえって旅の臨場感が伝わってくる。旅のノウハウとしては使えないかもしれないけど、とにかく旅に出たくさせてくれる。2019/03/16
towerofthesun
0
戦前戦中からヨーロッパの旅に慣れ親しんだ著者による、「旅のソフトウェア」解説。飛行船の普及を力説する段が興味深かった。2013/08/23
Yuji
0
戦時の渡航記が興味深いが、前半とか常識的でつまらない部分もあるのでそこは飛ばすといい バッグ カートで引く ヒマラヤの上 飛行機で飛ぶ ドイツの中都市 中世にタイムスリップ 2022/07/21