朝日文庫<br> 殺される側の論理

朝日文庫
殺される側の論理

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784022608079
  • NDC分類 316
  • Cコード C0136

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sunbather

4
40年前の本なんで価値観や情報が古いところが多々あり、一部飛ばし読み。著者はベトナム戦争中ベトナム人に接したり、米国の黒人社会を渡り歩いてルポを書いてきた方。マイノリティや弱者を題材にしてきた身として、「殺される」「探検される」「調査される」「侵略される」など、いろいろな「される側」の視点に立った考察を述べた本。古いとはいえ、権力やマジョリティに「○○される」側と「仲良く」「理解」するだけでは偽善でしかないという痛烈な批判は今もこれからも念頭に置くべき論点。一読の価値あり。2016/12/08

moonanddai

4
70年安保がありベトナムでは戦争が続いていた時代の「空気」を感じようと思ったのですが、このようにとんがっていたのですね。一応同じ空気は吸ってはいたのですが、私の住んでいた「田舎」ではこんなに濃密ではなかったような…、単純に意識の差かもしれませんが。それにしてもここまで世の中を二つに峻別しなければならなったのでしょうか…。「敵」か「味方」か。敵でも見方でもないもののの「理解」「寛容」「公正」は、やはりないのでしょうか?2016/03/30

Yasutaka Nishimoto

0
被害者側の、虐げられている側からの視点。もう少しオブラートに包んでもとは思うが… 時代もあっただろうか。2016/12/06

よ〜こ

0
しんどかった。日本語もフレッシュさが大事なんだなと思わされた。1982年ものにして日本語が古いと感じる。しかし内容は1982年ものにして今にも通じる。1982年から何も変わっていない。ずっと何故前の大戦では一般人の頭の上に爆弾を落とすことが平気だったのかが不思議だったけど、なるほど納得できた。そして日本が近隣の国に怒られ続ける仕組みも。人類の対応は少しはマシになっているけれど、根本的な心情は変化はないと思う。まずはカタチからでも進んでいるところに人類の努力を感じるか、変わらないことにガッカリするか。2016/10/01

のんき

0
S58.2.15 第2刷 解説:野坂昭如

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