内容説明
造船疑獄事件、売春汚職事件、日活ロマン・ポルノ事件、ダグラス・グラマン事件、ロッキード事件等戦後日本社会のゆくえを決定づけた各事件を担当し、“巨悪との戦い”に賭けた著者が、知られざる捜査秘話をいまはじめて明らかにする。昭和63年、がんに冒された病床でつづられた回想録。
目次
秋霜烈日
造船疑獄事件
武装ギャング団事件
船上密室殺人事件
海上保安庁汚職事件
日興連汚職事件
テーブル・ファイヤー事件
警視庁防犯課汚職事件
売春汚職事件
東洋精糖事件
富山水道汚職事件
鮎川派選挙違反事件
交通切符制度の創設
裁判所・検察庁の統廃合
「松本楼」放火事件
日活ロマン・ポルノ事件
トイレット・ペーパー事件
運転免許のこと
連続企業爆破事件
ハイジャック事件
ダグラス・グラマン事件
ロッキード事件
捜査余話四題
検察の限界〔ほか〕