朝日文庫<br> シュタイナー教育を考える

朝日文庫
シュタイナー教育を考える

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  • サイズ 文庫判/ページ数 263p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784022604538
  • NDC分類 372.34
  • Cコード C0137

内容説明

テストもなければ通信簿もない、教科書を使わず、8年間担任制の風変わりな学校―留学先のミュンヘンでシュタイナー学校に娘フミを入学させた体験をもとに、そのユニークな授業の実際を順を追って紹介しながら、背後に流れるルドルフ・シュタイナーの人間哲学の全体像をさぐる。

目次

第1講 シュタイナー学校―西ドイツ教育界の異端児
第2講 シュタイナー学校の人間観的背景
第3講 1~2年生の授業―文字の学び方を中心として
第4講 1~2年生の授業―数の勉強を中心として
第5講 芸術にひたされた授業とは
第6講 フォルメンとオイリュトミー
第7講 3年生ではじまる生活科の意味
第8講 4~8年生の授業の概観
第9講 通信簿とその詩
第10講 カリキュラムの考え方と8年間担任制

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

22
同じ著者の「ミュンヘンの小学生」を拝読、感銘を受け、この本も読んでみた。やはり理念が素晴らしい。子どもの内面から発露しているものを引き出してゆく教育法。日本の教育とは相いれない部分もいくつかはあるかもしれない。でも、やはり子どもの力を信じて待つ、その姿勢こそが大事なのだと思う。洞察力、理解力をはぐくめるだろう。日本教育に疑問をお持ちの方、特に初等教育にたずさわっている方々に参考になるのではないだろうか。2014/02/24

活字の旅遊人

5
なんだか結局、遠ざかっていないか?

kino

1
エンデを読んでシュタイナーの思想に興味があったので、実家にあったのを借りてきました。めちゃくちゃ面白かった。2018/08/18

だっぱら

0
学ぶ心を引き出す教育かぁ。こういう学校やりたいけど、教員の資質が問われるね。形だけ追ってもダメだしね。2010/06/25

みやか

0
23時43分読了。1981年に朝日カルチャーセンターでおこなわれた10回の講座の記録。おはなしを文字に起こしたもので読みやすい。30年の時間経過を感じない新鮮な内容だった。第3講の絵から文字を習得してゆくくだり、ヒトが文字を必要とした欲求や情熱までもを体験する在りよう、「この芸術的なものは、人間の意志に特別強く作用します。」の言葉にこころがふるえた。わたしが教育に対して興味を持つのは、自分の学童期の生き直しを望んでいるからなのかも知れない。固化を動に転じてゆく、という考え方をいつも持っていたい。2010/05/27

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