内容説明
国際的絵本作家が自らの奇想、珍想を綴ったユニークなミニ=エッセイ。話題は日常の出来事から、科学・芸術の世界、社会問題までとめどもなく広がっている。エッシャーばりの不思議な絵、集合やトポロジーの数学的絵本など多彩な世界を持つ著者の着想の秘密が随所に盛られた「アンノ的発想の全百科」。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
52
古書からの引用がおもしろい。昔もその時代から一歩進んだユニークな発想をしていた人はいたのだ。しかし何と言っても箴言として読める短章こそが、「算私語録」の特長だろう。安野さん独特の、心のどこかにひっかかる発想がいい。タイトルに偽りなく、数学がからんでいるから、世界を数学として分析できるような気になる。それが図形的になるときこそ、美術と結びつく。2019/02/12
bammbi
1
何度読み返しても、どこから読んでも本当に面白い。2014/12/03
hazama
1
時刻表トリックぽいクイズや、法律の抜け穴などミステリ系話題は、個人的に熱いなぁ。又、南方熊楠の著作が再た読みたくなった。2011/09/23