内容説明
大建造物や大計画の物語は、人間の物語でもある。他の人々が不可能に決まっていると言っていたことを、反対をものともせず、工夫と改良を積み重ねてあくまで実現しようとした物語だ―。橋・ビル・ダムなどの建築土木技術の成果の数だけ、技術者たちのドラマがある。政治・財政・時代の制約の中で新しい技術に挑戦し、ある者は輝かしい成功をおさめ、ある者は紙一重の差で悲惨な失敗の道をたどった。完成後数カ月で崩落したワシントン州のタコマ橋、テロ攻撃で崩壊したNYの世界貿易センタービル。同じことが起こるのを防ぐためにはどうしたらよいのか。より長大で、美しく、進化した建造物が求められる時代に、過去の成功と失敗の分かれ道をたどる。
目次
橋―BRIDGES(鋼鉄の芸術―芸術家を魅了した橋、芸術家が造った橋;アメリカの橋さまざま―人々が描いた夢;ベンジャミン・フランクリン橋―大きな橋を架ける前に;浮体橋―長い橋を手早く架ける ほか)
その他もろもろ―AND OTHER THINGS(ドルトン・アリーナ―引張りあって立つ建造物;ビルバオ―地域再生の象徴;サンチャゴ・カラトラバ―公共空間の造形家;ファズラー・カーン―アメリカでの挑戦 ほか)
著者等紹介
ペトロスキー,ヘンリー[ペトロスキー,ヘンリー][Petroski,Henry]
1942年生まれ。1968年、イリノイ大学で博士号。同大学やテキサス大学で教えた後、現在、デューク大学の土木環境工学と建築土木史の教授。米国機械学会や米国土木学会から表彰を受けたほか、新聞や雑誌に数多く寄稿し、テレビにも出演している
松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
1956年生まれ。翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やっさん
ymazda1