朝日選書
もっと長い橋、もっと丈夫なビル―未知の領域に挑んだ技術者たちの物語

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  • サイズ B6判/ページ数 325,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022599049
  • NDC分類 510
  • Cコード C0350

内容説明

大建造物や大計画の物語は、人間の物語でもある。他の人々が不可能に決まっていると言っていたことを、反対をものともせず、工夫と改良を積み重ねてあくまで実現しようとした物語だ―。橋・ビル・ダムなどの建築土木技術の成果の数だけ、技術者たちのドラマがある。政治・財政・時代の制約の中で新しい技術に挑戦し、ある者は輝かしい成功をおさめ、ある者は紙一重の差で悲惨な失敗の道をたどった。完成後数カ月で崩落したワシントン州のタコマ橋、テロ攻撃で崩壊したNYの世界貿易センタービル。同じことが起こるのを防ぐためにはどうしたらよいのか。より長大で、美しく、進化した建造物が求められる時代に、過去の成功と失敗の分かれ道をたどる。

目次

橋―BRIDGES(鋼鉄の芸術―芸術家を魅了した橋、芸術家が造った橋;アメリカの橋さまざま―人々が描いた夢;ベンジャミン・フランクリン橋―大きな橋を架ける前に;浮体橋―長い橋を手早く架ける ほか)
その他もろもろ―AND OTHER THINGS(ドルトン・アリーナ―引張りあって立つ建造物;ビルバオ―地域再生の象徴;サンチャゴ・カラトラバ―公共空間の造形家;ファズラー・カーン―アメリカでの挑戦 ほか)

著者等紹介

ペトロスキー,ヘンリー[ペトロスキー,ヘンリー][Petroski,Henry]
1942年生まれ。1968年、イリノイ大学で博士号。同大学やテキサス大学で教えた後、現在、デューク大学の土木環境工学と建築土木史の教授。米国機械学会や米国土木学会から表彰を受けたほか、新聞や雑誌に数多く寄稿し、テレビにも出演している

松浦俊輔[マツウラシュンスケ]
1956年生まれ。翻訳家。名古屋学芸大学非常勤講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やっさん

16
昔書評で見つけ、バーゲンブックで購入してから数年積読。年初に読み始めた。6割くらいは橋の話。『アメリカン・サイエンティスト』なる技術誌の連載コラムをまとめたもの。直接、落ちた橋への言及はないが様々な様式の橋が試行錯誤の末に生まれたことは興味深い。しかしカンチレバー(片持ち梁)とか言われても分かるようなわからないような…。そして三峡ダムは第1期工事あたり、ワールドトレードセンターは飛行機に突っ込まれたばかり。化石燃料の次は燃料電池車と著者は読んでいた…等々、2006年刊行ですが、時代を感じますね。2023/09/02

ymazda1

2
この人の本はいろいろ面白いけど、この本はイマイチというか、単なる紹介本みたいな感じというか、なんかもっと統一感のある切り口はなかったんかなとか思った・・・個人的には「赤毛のアン」のプリンスエドワード架橋の章のような、大プロジェクトに必ずといって絡んでくるさまざまな思惑みたいな話にもっと比重を置いてくれてれば、うれしかったんだけど。。。

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