内容説明
「南極」にはいくつもの意味がある。「南極点」、「南極圏」、磁石の「S極」、「南極大陸」。雪と氷の世界、最古の大陸、隕石の宝庫、美しいオーロラの見えるところ、ペンギンやアザラシの暮らす土地、地球環境のバロメーター、どこの国の領土でもなく、国境も軍事基地もない大陸、そして、地球の過去と未来を少しずつ明かしてくれる最前線。そこで、何が起こっているのか。生物・地質・環境などを専門とする国立極地研究所の研究者、草創期の日本隊に同行したジャーナリスト、2003年11月に出発し、2005年3月に帰国した第45次観測隊に同行した記者による、「南極のいま」。
目次
0章 南極ってどんなところ?―基礎知識篇
1章 南極に発つまで
2章 南極その日その日
3章 南極の生き物
4章 氷床の一生
5章 暁の女神「オーロラ」
6章 オゾンホールと大気大循環
7章 南極は隕石の宝庫
8章 最古の大陸
9章 南極観測を支える人々
10章 南極観測の歴史
著者等紹介
柴田鉄治[シバタテツジ]
科学ジャーナリスト。1959年東京大学理学部物理学科地球物理コース卒業、朝日新聞社入社。論説委員、科学部長、社会部長、出版局長、論説主幹代理、総合研究センター所長などを歴任。その後、朝日カルチャーセンター社長、国際基督教大学客員教授をつとめた。南極へは第7次観測隊に同行、第9次隊の極点旅行も取材している
中山由美[ナカヤマユミ]
朝日新聞社会部記者。1993年入社。青森支局、つくば支局、外報部を経て現職。外報部時代には、2001年9月11日の同時多発テロ実行犯の生涯を追って、ドイツや中東を取材。長期連載「テロリストの軌跡」(2002年度新聞協会賞受賞、単行本は草思社)の担当者のひとり。2003年11月~2005年3月、第45次南極地域観測隊に同行
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