朝日選書<br> フォン・ノイマンの生涯

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朝日選書
フォン・ノイマンの生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 388,/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022597106
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C0323

内容説明

その底知れない知力によって悪魔とも宇宙人とも呼ばれた男―量子論、ゲームの理論、原水爆、コンピュータ、数値気象学…を立ち上げ、20世紀後半の科学と社会を基礎づけたハンガリー出身ユダヤ人科学者の足跡。

目次

頭で世界を変えた男
ブダペストのお坊っちゃま
ギムナジウム時代
獅子の爪をもつ学生
心のゆとりと数学者たち
ゲッチンゲンの量子力学
疾風怒濤の時代、結婚、渡米
プリンストンの憂鬱
爆発計算プロフェッショナル
ロスアラモス、トリニティ、広島、長崎〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MAT-TUN

4
なんという天才。次元がちがう。第一章「頭で世界を変えた男」はまさにこの天才にふさわしい。面白すぎるエピソード満載の好著。私は同時代の天才物理学者パウリとともに、この人物には限りない興味を感じる。(パウリは1901年生まれ、ノイマン1903年生まれ。なお宮崎市定先生は1901年生まれ)2011/12/20

KEI°

2
驚異的な記憶力と、圧倒的な思考速度、幅広い活動領域から「比べる者なきジョニー・フォン・ノイマン」「人よりも進化した生物」と言われた数学者。「頭がいい」という、ありふれた言葉が霞む、極致的存在。2010/07/27

毒モナカジャンボ

1
大して面白い文章ではないが、作者がフォン・ノイマンに完全にイカれているのと、真っ直ぐな経済タカ派反共の気持ちが伝わってくるところは良い。バブルが崩壊した頃に出ているのにまだ「ジャパン・アズ・ナンバーワン」を幻視しているのは一体なんなんだ。2022/09/16

しょ~や

1
フォン・ノイマン、恐るべし。天才とはかくも凄いものなのか。もっと長生きしていたら世界はどんなであっただろう。2015/05/05

hikaru

1
訳者があとがきでもらすように「主人公に惚れ込んだあまり、ほかの人たちに向けるマクレイの切っ先が鋭すぎるところは少々気になる」(p.386)が(それと日本についても少し買いかぶり過ぎ)フォン・ノイマンが天才であることは疑いようがない。ノイマンは他者のアイディアを盗むとか、創造性に欠けるなどの批判があるようだが(これには甚だ疑問だが)、目の前に興味深い問題がたくさんあって、かつそれについてみんな悩んでいるので、片っ端から解いていった(盗んだのではなく「こうすれば解けますよ」と提示した)だけであるように感じる。2013/05/09

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