内容説明
日本人はなぜ仏教に惹かれるか。聖徳太子、空海から宮沢賢治まで。
目次
1 仏教の伝来
2 神と仏の融合
3 仏教の革命
4 仏教と芸術
5 禅の展開
6 近代の仏教者
著者等紹介
梅原猛[ウメハラタケシ]
1925年(大正14)、仙台市生まれ。京都大学文学部哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター所長などを経て、現在、同センター顧問。日本ペンクラブ会長も務めた。仏教伝道文化賞、NHK放送文化賞などを受賞。文化勲章受章。著書に『隠された十字架 法隆寺論』(毎日出版文化賞)、『水底の歌』(大仏次郎賞)、『ヤマトタケル』(大谷竹次郎賞)など多数
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感想・レビュー
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カザリ
36
空海までしか読めなかった。とりあえず、真言密教まで理解2017/04/02
岡本正行
25
この先生の本、2年ぐらい前、全集ものを図書館が借りてすっと読んでいた。その全集が終わったので、しばらくご無沙汰していた。西洋哲学の専門家なのに、途中で日本仏教に勝ったみたい。そのほうがいいみたい、法隆寺や柿本人麻呂も詳しく、いろいろ従来の考え、定説とは違ったものをたくさん書いている。フィクションではないが、新鮮な考え方で面白い。歴史や思想は、自分の見方、考え方で自分の身に付けばそれでいいと思う。定説にこだわって、新しい見方ができないのは惜しい、この著者は、すばらしい。少し前に亡くなったが、本人を見たかった2022/07/28