内容説明
人生枯れては面白からず。艶美あふれる処女対談集。私生活から小説まで、男と女が組んず解れつ、包み隠さず語り尽くす。
目次
猥談(野坂昭如)
禁忌と倫理(花村万月)
色気と文芸(久世光彦)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おにぎりの具が鮑でゴメンナサイ
14
さすがは公衆の面前で祝賀の大島渚を殴る漢、野坂昭如。性へのあくなき執着を正当化することもブンガクなのだなあと思った。そうでなければ彼はどうしようもない変態でしかないお。指一本触らずに思念だけで射精できるジジイなんて、たぶんイリオモテヤマネコより貴重なんではないのか?「崖っぷちで後ろから山羊の○○○に挿入して突いたら落ちないように踏んばるから締まりがいい」とか誰から聞いた?サイコパスは獲物を仕留める瞬間に恍惚として射精に至る、と読んだことがあるがそれと同じ類いなのか?なんにしても野坂昭如がゴイゴイスー。 2014/04/11
H
3
全般アレな内容かと思いきや、なかなかどうして…これだからシモの話は楽しいよね!と。今でこそイロキチババアっぷりが板に付いているようだけれど、やっぱりそれはポーズというか手段だったんだよねぇ、としみじみ思う。猥談を通して物事を考察する真面目な部分も多いのだけれど笑ってしまう部分も随所にあり、話題にあがる作品への興味も俄然沸いてくるし、とても面白かった。中でも花村萬月さんとの対話は、こんな男の人サイテー!と思うけど、猥談を通しての心の対話をしている感じがするし、職業が作家ってこういうことか!と目から鱗。2016/06/14
こしぼね
1
小説家の下半身事情はいかに。2011/01/15
ao-king
0
『猥談』の書名通り、語られるのは下半身方面の話ばかり。だがそればかりではなく、各作家の小説の書き方、考え方が少しずつ見えているのが面白い。2012/09/17
ツォンガ
0
テレビで志摩子さんのことを知り、なんて面白いコメントをする人だろうと惹きつけられ、読んでみました。ユニークで魅力あるこの人はもっと大ブレークするでしょう。2011/02/02