出版社内容情報
★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。
内容説明
妻は女優、2匹の猫と愛犬とび、仕事で出会う様々な人たち…人気脚本家の慎ましやかだがエキサイティングな日々。
目次
僕は愉快な人間ではない
初のミュージカル演出は、多難
ゴミ袋抱え、立ち尽くす朝
笑ってくれよ、松たか子
テレビが師匠、料理は「実験」
執筆の苦悩、悪夢見て絶叫
制作発表は何度やってもつらい
放っておいた虫歯の奇襲
稽古場に久米宏がやってきた
体感、踊れるって素晴らしい〔ほか〕
著者等紹介
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961年生まれ。脚本家。舞台作品に「12人の優しい日本人」「彦馬がゆく」「笑の大学」「オケピ!」等。テレビ作品に「古畑任三郎」「王様のレストラン」「合い言葉は勇気」等。映画監督作品に「ラヂオの時間」「みんなのいえ」
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
73
三谷幸喜さんのエッセイ。文章が面白くて引き込まれるし何度も笑った。ここに出てくる映画とかドラマとかお芝居、見たことあるものもないものもあるけど、あらためて見てみたくなるなあ。このシリーズ、図書館に一通り揃ってるみたいなので機会を見つけてまた読もう。2015/01/17
へロム
71
お風呂の友として読んでいました。短めのエッセイ集なので、ちょうど良かった。軽く読めて面白かった。もっと派手な生活を想像していたが、以外に質素。映画との関わりや奥さん、愛犬とびとの交流が微笑ましくて良かった。清須会議見てみようかな。2014/01/15
へくとぱすかる
60
楽しい本です。タイトルにもあるように、三谷先生はテレビ・映画に関わっているにもかかわらず、フツーの生活をしている人で、つつましやかである。しかし、それだからこそ、芸能界の人と話したりするときの、緊張感やぎこちなさがユーモラスで好感がもてるのだと思う。大型犬なのに病弱な愛犬とぴの話が、実に日常的でほほえましい。さて本書は初版2002年。さすがに時代を感じさせる文章もチラホラとある。どんなに新鮮な時事ネタであっても、かえってそれは一時的なものになってしまうのですね。だからこそ、愛犬とぴの話は決して古びません。2015/07/24
Fondsaule
35
★★★★☆ 2000年に朝日新聞で連載開始された三谷幸喜さんのエッセイ1巻目。2000年当時の話なので『古新聞』なのだが面白い。和田誠さんの挿絵がなんともいい。2巻目も読むと思う。2021/03/03
roomy
35
ライブラリー本。なかなか面白かった。彼が離婚する前に読んでいたらもっと面白かったかな。笑 それにしても小林さんって努力家の完璧主義とはしらなかったがすごいな。結局唯一勝っていたピアノも奥さんに負けちゃったのかな。気になる。わんこの穴を開けたバケツが一番笑えた。イラストもよかったな。2013/04/25