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梅原猛の授業 仏教

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  • サイズ B6判/ページ数 258p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022577108
  • NDC分類 180.4
  • Cコード C0095

目次

なぜ宗教が必要なのだろうか
すべての文明には宗教がある
釈迦の人生と思想を考える
大乗仏教は山から町へ下りた
生活に生きる仏教の道徳
討論・人生に宗教は必要か
日本は仏教国家になった聖徳太子、行基、最澄
空海が密教をもたらした
鎌倉は新しい仏教の時代(法然と親鸞;日蓮と禅)
現代の仏教はどうなっているか
いまこそ仏教が求められている

著者等紹介

梅原猛[ウメハラタケシ]
大正14(1925)年、仙台生まれ。京都大学哲学科卒。立命館大学教授、京都市立芸術大学学長、国際日本文化研究センター初代所長を経て、現在、同センター顧問。『隠された十字架』で毎日出版文化賞、『水底の歌』で大仏次郎賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Lily603

11
★★★★ 高校で日本史を取っていたが、「仏教とかどうでもいいよ・・なんで仏像とか覚える必要があるの?」と仏像の写真に落書きをしていた。あれから数年、今は少し分かる気がする。つまり仏教の歴史とは、各時代の状況に合わせて「いかに生くべきか」という切実な問いに答えていく歴史であり、その試行錯誤から今でも通用する考えが汲み出せるからと。著者も書いているが、今の日本人にはきちんとした道徳がなく、精神的に頽廃していると思われる。自由も良いが、宗教性を軽めに帯びた生きる指針を全国民が持てば、今より良くなるかもと思った。2012/12/29

Riopapa

8
中学生のレベルの高さに驚き。2018/04/23

gotomegu

6
IT社長から仏道に入った小野龍光さんのツイートを見て。著者が中学生に向けて、仏教の成り立ちから歴史的な背景、宗派が生まれた経緯などを伝えた授業の再録。全体の流れが見えてわかりやすかった。土着的な宗教と民衆の感情と、開祖の出現など、いろんな要素が混じり合って今の日本の仏教がある。鎌倉時代は大変な時代だったからこそ、宗派も生まれた。全体の流れが俯瞰でき、細かな部分は注釈で補足されていて、わかりやすい。最近、日本について興味がある。明治時代に失ったものが、たくさんありそう、2024/01/15

大先生

6
今までに読んだ仏教の入門書の中で一番かと。梅原猛さんが中学生に授業した内容を本にしたものですが、非常に分かりやすい。難しい内容をわかりやすく説明できるのは頭の良い証拠だと思います。本書には、宗教は必要か?について、中学生にディベートさせた内容も掲載されていますが、正直驚きました。とても中学生の意見とは思えないくらいレベルが高い。宗教は人の個性を失わせて見方を同化させるおそれがあるので反対…15歳がこんなこと考えますか?少なくとも、この意見の子には宗教なんて不要でしょう。宗教なくとも道徳を確立出来そうです…2020/04/24

ぽけっとふくろう

4
 中学生の授業なので、とてもわかりやすく、読みやすいです。仏教についてのざっくりとした流れが掴めます。引用も素晴らしく後で読み返したいです。2015/05/24

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