沙中の回廊〈下〉

沙中の回廊〈下〉

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  • サイズ B6判/ページ数 358p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022575760
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

一軍の将となった士会。重耳亡き後、晋の命運を背負って楚の荘王に挑む。兵法に「合理」を持ち込み、宰相にまで上りつめた士会の生涯を描く、名作『重耳』に連なる中国歴史巨篇。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キジネコ

29
紀元前11世紀、晋建国。重耳の果てしない放浪と帰還の逸話の時を経て春秋五覇の一人文公出来。天下の経営を担う万能の触手を振るうが諸行は無常の倣い。永遠の落日、悲哀に俯く日没を迎える。晋の法家に生まれた武の士会、傾国の宰相への登壇は順送りの接ぎ穂に過ぎず只長命が唯一の取り柄と謙遜を口にした傑人の武と知の生涯が淡々と描かれます。人は天命を知るために礼を尊ぶ。無私なる奉仕の精神が人倫と国家の徳を問う。後に始皇帝を生む秦に亡命し法治の発想の種子を植えた男は「死ぬまで人は成長し続ける」の言葉で読者の胸を強く叩いた。2016/11/22

Koike Katsuya

2
「私」に生きる者には腐臭が纏う。「義」「仁」「愛」に生きる者は輝光を生ずる。この本でそれをまざまざと思い知る。2013/03/17

カン

1
何度読んでも面白い。2016/10/01

リル

1
秦で重用されたのに、晋に引き戻され、晋でも重臣となった。だけど、秦にとどまり、秦の発展に努めたならどうなったんだろう?秦の方が最初から高い位置にいて、より多くの事を成せたと思う。歴史にタラレバは無いけれど、そんな想像が自分をわくわくさせます。2010/12/30

半べえ (やればできる子)

0
★★★★2008/12/07

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