目次
この世でもっとも痩せた土地の、世界で一番美しい庭
過干渉という母の“愛の暴力”から逃げるための地図
妻を写真に撮るという“愛の仕打ち”
動物写真家星野道夫は二度殺された
良い場所が良い子供をはぐくむ
アナログからデジタルへ、二つの時代をまたぐゴジラ
役割的自己を捨てた男たちのたまゆらの快感
“純情少女から良妻賢母へ”、この時代には在り得ない女神の具現
閉塞社会に風穴を開けるは“美しいキリン”
明るい郊外に遊ぶ子供の風景に危うさを感じるというこの時代〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カネコ
1
○2011/05/14
4545
1
朝日新聞に連載した、映像書(主に写真集)の書評を纏めたもの。対象となる1冊を藤原新也が撮影し2ページのコメントを書く。深田恭子の写真集は、撮影許可が下りなかったとか言って、ページが見えないんだけどね。例によって言いたい放題。書評になっているのかなぁ。書評とか言いながら自分の言いたいことを書いているだけの所もあるよなぁ。書評の対象にもならんてか。深田恭子の写真集。2004/03/01
メルセ・ひすい
1
既読書2009/01/01
eazy
1
朝日新聞に連載されてた写真集の書評文&書評写真。 文章は、さすがに歯切れが悪くてよくわかりにくいのだが、 写真が非常に雄弁だ。つまりこれは、映像による映像批評の試みなのだ。 深田恭子のアイドル写真集が、 見返しだけ見せて開かれて(そこは当然何も印刷されていない白紙である) 浜辺で波に洗われ、ぶくぶくに紙がふやけて捨てられた写真は、 批評精神云々を通り越して、ドラマチックであり見事。2002/05/13
HIRO1970
0
☆☆☆いつもより毒気が軽いかな?まあ朝日のお仕事だから大分書き換えされているのかもね。新也節はあまり聞こえず・・・。でも写真は流石にプロの物でこちらは妥協なしの感がひしひしと伝わってきました。2012/09/23