内容説明
愛にも政治にも裏切られながら世々の王冠を受け継ぎ王朝の正統を守ったのは女たちの熱い血―ウィリアム征服王妃マティルダ、リチャード獅子心王妃ベランガリア、血みどろの王位簒奪者リチャード3世妃アン…。四つの王家21人の妃たちのたたかい。
目次
第1章 ノルマン王朝の妃たち
第2章 プランタジネット王朝の妃たち
第3章 ランカスター家の妃たち
第4章 ヨーク家の妃たち
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちょう。
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某漫画の影響でイギリス王室についてつっこんでみようと思い読了。王といってもやはり人間であり、向き不向きはあるのだろう。賢君、愚王といわれようと精一杯生きてきた。その妻となった女性達も同様だ。女性視点で共感する点も多く意外と読みやすかった。最後のリチャード三世の妻アン王妃は駆け足で内容が薄くちょっとがっかりだったが。2015/09/15
こうふく母
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マンガ「薔薇王の葬列」を読んで、バラ戦争や英国王室に興味を持ち読んでみたが、同じ名前が頻繁に出てくるので系図確かめながら読んで、思ったより時間がかかった。華やかなイメージだけど、なんて血なまぐさくスキャンダルな世界か!でも、日本とは違い、女性にも王位継承権あることで、色々な運命の岐路が見えたように思う。カミラ夫人の王室は不倫で始まった的な言葉の意味もこういうことか~と分かった。2023/01/11