出版社内容情報
カザンは、マッカーシーの非米活動委員会に証人として呼ばれ、仲間の映画人の誰が共産党員(又はシンパ)であるかを告白して仲間を売ったので映画界から爪はじきされるようになったという、有名なエピソードがある。アメリカでも日本でも、そこを自伝でどう書いたかがもっぱら話題にされたが、実は面白いのは、女に関するエピソードで、中でもマリリン・モンローとのそれが面白い.....。(立花隆『ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そしてぼくの大量読書術・驚異の速読術』 276頁、より)
内容説明
移民の息子からアメリカ劇壇の寵児へ。1930~50年代のアメリカ映画演劇史・社会史。
目次
老年
アナトリアの家系
カレッジの変人
エール演劇学校
修業時代
結婚
大恐慌
激しい時代
デトロイトから来た男
俳優カザン〔ほか〕