人工生命―デジタル生物の創造者たち

人工生命―デジタル生物の創造者たち

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  • サイズ B6判/ページ数 464,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022569578
  • NDC分類 461
  • Cコード C0040

内容説明

コンピュータを駆使し、生命の謎を追う科学者たち、彼らは、怪物を生み出そうとしているのか。生命とは何か―その答えは、生命そのものを造ることにある。人工生命研究の全体像に迫る待望のドキュメンタリー、完訳。

目次

プロローグ シリコンの中で
1 約束の地
2 規則で遊ぶ
3 ガレージバンド科学
4 神の心
5 遺伝的アルゴリズム
6 錬金術師と寄生虫
7 人工植物園、人工動物園、人工生態系
8 本当の人工生命
9 強い主張

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

記憶喪失した男

9
デジタル生物の科学の歴史。プログラムで何ができるかを、現実の地球の生命の定義にも意見を投げかけてくる名著。プログラマーや空想科学好きの人には、たまらない本であろう。図書館の一般開架を片っ端から読んだ大学時代のぼくが選んだ良い本三冊のうちの一冊。2019/05/20

roughfractus02

6
科学には生命の一般的定義はない。デジタル信号でできたセルオートマトンから生命をチューリングマシン同様のシステムとして構想したフォン・ノイマン、ランダム配列から時間発展する振舞いを4分類してDNA同様の体系に接近したウォルフラム、自己組織化する進化過程からモニター内の群れの動きを分類したレイノルズを経て、環境適応する不完全さを含む強いプログラムの計算過程を遺伝的アルゴリズムとすれば、生命を定義は「プログラムに適応可能か」となると計算機科学は提起する。ここからコンピュータウィルスは生命であると本書は主張する。2018/05/21

海野藻屑

2
感慨深い。自分や家族友人の命は大切だがあかの他人の命まで尊いとおもえる人は少ないんじゃないだろうか。命の価値とは誰かに決められるものでない。2017/11/21

プリザエース

1
一つの学問についての歴史書である。高名な学者や技術者の名前がたくさん登場する。元々私が読みたかった部分は終盤に出てきた。コンピューターウイルスについてと、解説文である。未来への希望と問題提起になっていた。それ以前の本編では、現場の研究員の興奮が時々感じられ、そこが良かった。2012/11/15

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