内容説明
ドキュメント阪神大震災。神戸―「戦後５０年」の崩壊。午前５時４６分、その時私は…。震度７―恐怖と戦慄の７２時間。「天声人話」が見た激震の１２日間。「過信」―阪神大震災を検証する。激震「震度７」被害マップ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たいぱぱ
56
実家にある亡き父の書庫より。阪神大震災から4年後に産まれた息子。9月にふたりで行ったばかりの神戸市がこんな状態だったんだよと知って欲しくて持ち出してきました。行ったばかりのハーバーランドが、生田神社が、中華街が…そして崩れた阪神高速に息子はじっと見入ってました。僕はまだ本当の怖さを知らないと思うし、家族で備えを今1度しっかりとするきっかけにしたいです。昔通ってた英語教室には家が潰れ肉親を失った女子高生がいたのを思い出しました。40歳を少し超えたであろう彼女は今幸せにしてるといいな。2022/11/08
モリータ
5
◆1995年3月5日刊。朝日新聞の報道写真を掲載。同紙1月21日の「論説」、1月17日～29日の「天声人語」、1月28日～2月1日の連載「過信：阪神大震災を検証する」などの記事も収録。2024/01/22
クウ
1
この震災が起きて4年後に自分が生まれ、2011年に東日本大震災を目撃はしているものの、住んでいるのが関西なので災害について身体は「自分には関係のない」話として感じていたのだろう。建築について構造について地震について勉強をしているので改めて耐震工学の意味を確認するために読んだが、衝撃的すぎた。戦後か？と思うような焼け野原の住宅街、ゴジラにでも倒されたかのようなビル群、再開された学校で聞かされる同級生の死など… 震災が起きた時に自分ができることを今からでも増やしておきたい。2021/05/05
トモエモン
1
地震が起きた時、小学生だった。地震の時は寝てて気づかなかったんだけど、起きたら母がどこかに電話かけてて、ただならない雰囲気だった。大きめの余震がきた時は家の前にあったパン屋さんにいて、商品が棚から落ちてきたりして、すっごい怖かった。祖母が神戸に住んでて、様子を見に行くのに、すっごい時間をかけて行った記憶があるな～。山道の渋滞で、後部座席の窓から外を見たら、下にある町のあちこちから煙が出てて、うわ～ってなった。いざ町中に入ると、水をもらう人が列をつくってて、それがちょっと怖かったな。2014/08/11
BIDDULPH
1
講演資料として書庫から取り出し久しぶりに読み返した。あのときを思い出す。悲しい記憶がよみがえる。2011/11/17
