内容説明
人は「おはなし」なしには生きていけない。多くの悩める現代人に向き合ってきた著者が心と心をつなぐ「おはなし」の大切さをやさしく語るエッセイ集。
目次
明恵三題
うちの話
主人公
男と女
ただ座っていること
自己実現
サンタクロース
マージャン
ガムラン音楽
大和魂
おくればせ
安部公房さんの思い出
神話を語る〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スズコ(梵我一如、一なる生命)
17
新聞連載なので、短く読みやすいのですが、結構唐突に話が終わったりしていて、小論のような構成にするのに河合先生も結構骨を折られて、若しくは最初から拘らないとされたのではと思います。すごく不思議なことですが、煮詰まった時に河合先生の本を読みたくなります。読むと、こっちの話を聞いてもらったわけでもないのに、凄く心を預けられたような安心した心地になれて、とても落ち着くのです。これが聴くことのプロだからなのか、先生の器の大きさなのかわかりませんが、本は沢山出してくださっているので、当分はお付き合いいただけそうです。2017/02/03
ムーミン2号
5
1992年11月から1年間朝日新聞日曜家庭欄に連載されたエッセイで、5編の書き下ろしを加えて他はほぼ連載されたままで載せられているそうな。全体の構成を考えて書いたのではなく、その時々に見つけた種で書いた、とご本人が言われているのでその通りなのだろうが、自称ウソツキクラブの会長さんの言は果たしてどれほど信じてよいのか? は置いとくとして、その時々で気になるページを開けるのも一興の本。その時に開けたページに書かれていることで何か考えることや得るものがあれば、それこそシンクロニシティなのだろう。2018/02/10
rusie
3
しばらく前に読んだ。朝日新聞の連載が大好きだった。とくにサンタクロースの話。河合さんの子どもの頃の話。わくわくした。2013/12/23
いんちょ
0
2007-12202016/03/06
心理学部2年
0
流し読み2022/11/22