内容説明
トトロが喜んで住みそうな自然に囲まれた家。住む人の心が偲ばれる懐かしい家。宮崎駿の画文集。
目次
人と草木と家が、同じ時を生きて造り上げた
大きなケヤキの梢の下に草と木がひしめく
子供時代の残映を優しく包み込む四畳半
照葉樹の森へと戻る庭にエゴノキの大樹
両手でも抱えきれないサクラの木と思い出
「闇」と「迷宮」を守り通すおじいちゃんの頑固
「世の不思議」をただよわせる家がいい
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アツ
2
宮崎駿がスケッチするとまた別の命が見えてくる2009/02/18
ろみ
2
絵と写真で紹介される良い感じの昔の家屋。ええ味出してるなぁ…。2008/12/10
zitto
1
いい本。いいテーマ。いいスケッチ。袋小路をみんなの庭にしてしまう、っていうアイディアすごくうなずける。2010/10/02
ようこ
0
２１年前に発刊/文とイラストは駿氏/本書では闇の重要性を語る/人が長く住まう家には主の性格や在り方が庭の草花や佇まいに反映されているとおもう。関東大震災後、建てられた家は今も残っているんだろうか、縁側の廊下のずっと奥の書斎の書斎机の上に置かれたモダンな照明は今でも健在なんだろうか。東北に住んでいた頃訪ねた一軒のお宅も、この本に掲載されている家々と比べても決してひけをとらない素晴らしい家とご夫婦だった。私にはただの雑草群にしか見えない部分を指して“あれがミョウガですよ、季節になれば沢山とれますよ”などと。2012/11/11
cocoon
0
宮崎駿さんの東京のお宅拝見。宮崎さんが実際に見つけたお宅の写真とイラストが収められている。トトロが座布団に座ったり、お茶をごちそうになっている（？）イラストも嬉しいけど、よ～く見ると、アレッまっくろくろすけがいるよ！宮崎さんの文章も素敵で、お住まいの方の人となりや、生活の染み付いた家の様子もいい。2010/07/01
