感想・レビュー
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風に吹かれて
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著者は1921(大正10)年の朝日平吾の安田善次郎暗殺のことから語り始める。その事件は当時の首相原敬はじめ吉野作造らに社会の状況を思想的な深刻さとともに認識させるものだったようだ。著者は朝日の遺書に「何故に本来平等に幸福を共有すべき人間の間に、歴然たる差別があるのか」(p13)という問いを見出し、昭和維新につながる精神の諸相を明らかにしようとする。 →2023/06/22
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昭和維新≠軍国主義 農本主義、地方改革とつながる複雑で多様なナショナリズム2024/05/01