出版社内容情報
【文学/日本文学評論随筆その他】「今から書く言葉は君には届かないかもしれない。だって、いじめてる子は、自分がいじめっ子だなんて思っていないから」。当時小学６年生だった著者が書いたことにより、朝日新聞で大変話題になった「いじめている君へ」が待望の絵本化。
春名風花・文 みきぐち・絵［ハルナフウカ ブン ミキグチ エ］
著・文・その他
内容説明
きっと誰もが傷つけられ、そして傷つけてきた。朝日新聞で大反響を巻き起こしたコラムがついに絵本化。
著者等紹介
春名風花［ハルナフウカ］
２００１年神奈川県生まれ。女優、声優。「はるかぜちゃん」の愛称で知られ、舞台やツイッターなど幅広い場で表現活動を行う（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
92
「いまから かく ことばは きみには とどかない かもしれない いじめているこは じぶんのこと いじめっこだなんて おもわないから」■小学6年生だった著者が新聞に書き話題になったコラムが改訂され絵本になりました。■いじめる人が居なくなればいじめは無くなります。この本は、いじめている子へのメッセージであると同時に、いじめられている子に「あなたに原因があるんじゃない」と伝えます。加害者に働きかける試み、素晴らしいと思います。■一部気になる点もあるけど、この本が多くの人の心に届くといいな。（2018年）（→続12018/10/10
羽雪*hane**
41
いじめている側は、おそらく自ら読むことはないであろう本。理由は冒頭にもあるように、いじめているという意識がない場合ももちろんだが、敏感で繊細なこころを持ち、こういった内容の書籍に興味関心をもつ人や時期にいじめ真っ只中ということは少ないような気がするから。これは偏見であるかもしれないけれど。とても歯痒く残念なことに、いじめや虐待真っ最中の時期にはこういった信号が届かない気がする。真っ只中でなくても、加害側だけでなくとも、本作のようなメッセージが少しでも多くの人に届くように。2022/04/19
ネギっ子gen
33
「はるかぜちゃん」の愛称で知られ、声優・女優として幅広く活動を行う著者の、小学6年時に朝日新聞に掲載された「いじめている君へ」を絵本化。冒頭に「いまから かく ことばは きみには とどかない かもしれない いじめているこは じぶんのこと いじめっこだなんて おもわないから あそんでいる だけ なんだよね じぶんより よわい おもちゃで」と。巻末に＜すべての人が「自分のこと」だと思って読んでくれたら嬉しいです＞と書いた後、これがいじめている人向けの絵本だから、「いじめられているあなたへ」にも、メッセージ。⇒2022/01/08
anne＠灯れ松明の火
29
隣市で。いじめられている子へのメッセージは多いが、いじめている子へのメッセージは珍しい。（結局は、いじめられている子へのメッセージでもあるのだが） どちらの子にも、届くといい……。隣町のイベントにも持って行った。2019/08/21
おはなし会 芽ぶっく
28
いじめている側はいじめている意識なんてないんですよね。言いたいことを代弁してくれる絵本と出会えました。朝日新聞に掲載された『いじめている君へ』に改稿を加え出来た絵本。あとがきにある『自分のことは棚にあげ、他人の欠点だけを責めるのは、助言ではなく「支配」なのですから。』という言葉、相手の事を思って…という前提で欠点を責める人たちに声を大にして言いたい！ 【SDGs４ 質の高い教育をみんなに（小学校３・４年生）】2019/12/08
