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漂うままに島に着き

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  • サイズ B6判/ページ数 266p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022514035
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

出版社内容情報

乳がん治療の果てに離婚し、香川県の小豆島に移住を決めた著者。引っ越しを終えてからの折々の心境の変化をつづった地方移住顛末記。

内容説明

乳癌になり、離婚した。狭い家が嫌になり、東京を捨てることを決めた。40代、独身。地方移住の顛末記。

目次

ムリかも、東京。
船も島も港も多すぎて。混乱の高松港を経て小豆島上陸
そして海が見える空き家巡礼の旅がいつのまにか始まっていた
入居を申し込んでみたものの…
空き家巡礼、ふたたび
いまやおもしろいことは、都市も地方も関係なく起きている
決め手は、月と海と暖かさと収納
引っ越し見積もりから見える見られる?移住事情
軽自動車とデロリアン 車選びは切なくて
さらば、東京。いよいよ引っ越し
流れ流れて流された(!)家に到着
ネバーエンディング家の整備
一年住んで、わかってきたこと
飲んで食らうは、島の幸
不便で気楽な古家借り暮らし
ご近所さんとのお付き合い
島に暮らせど、お洒落は死なず?
高松は近いか遠いか
東京でなければ、手に入らないもの
つかずはなれずは可能か、人との距離
島暮らしが日常になる日

著者等紹介

内澤旬子[ウチザワジュンコ]
1967年、神奈川県生まれ。文筆家、イラストレーター。2011年に『身体のいいなり』で講談社エッセイ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どんぐり

95
乳がんのホルモン療法の副作用をきっかけに狭い空間や騒音が苦手となって断捨離を行った『捨てる女』の著者が、今度は小豆島へ移住。小豆島といえば、海の見えるところで死を望んでいた「咳をしても一人」の俳人尾崎放哉が真っ先に思い浮かぶが、そんな話しは出てこない。これは東京の痕跡を断って移住した経過と女ひとり不便を承知で古家を借りて暮らす島での生活を記したもの。五右衛門風呂と汲取式便所、草ぼうぼうの庭で山羊のヨカを飼い、島の幸の恵みを受け、ご近所さんとはほどよい関係、目の前には瀬戸内の青い海、オーシャンビュー。40代2017/01/18

それいゆ

60
小学生の頃から知っている息子の同級生や、イニシャルで書かれていても誰だか分かる人たちが多く登場するので、近所の姉さんが書いたような気分で「ふん!ふん!なるほど。」という感覚で読ませてもらいました。長い間住んでいると、息が詰まり、癖へきする田舎ですが、こうやって活字になった内澤さんの小豆島生活記を読んでみると、改めて小豆島というのは人も景色も素敵な「愛ランド」だなあと再認識しました。小豆島への移住者が増えていますが、今は瀬戸内国際芸術祭の秋会期中ということもあって、街を散策している若者が目立っています。2016/10/21

おかむら

53
「身体のいいなり」「捨てる女」に続く内澤さんの身辺エッセイ。離島に移住してたとは。ヤギ飼ってるとは。狩猟!やってるとは。東京から小豆島への引越しの一部始終が面白い。島暮らしの良い点悪い点もなるほどなー。ちょいちょい女子が憧れがちな「ていねいな暮らし」の現実面がシビアだったよ。小豆島、行ったことないけど意外に大きい島でビックリ。2016/09/08

ばんだねいっぺい

41
移住した小豆島で暮らしや、そこへ引っ越すまでのあれこれ。ヤギを飼ってるんだな。ヤギ、飼いたいなぁ。2017/07/12

けぴ

40
再読。以前読んだ内容は忘れていたので新たな気持ちて読めました。小豆島や豊島などの芸術祭時期に一度行ってみたいなぁ2023/02/11

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