精鋭

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 315p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022512574
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

【文学/日本文学小説】柿田亮は研修を終えたばかりの新米巡査。自分が警察官に向いているのか悩みつつも、機動隊を志望し、ハイジャックなど凶悪事件を解決する特殊急襲部隊(SAT)の隊員を目指すが──。優れた警察小説であり、成長物語でもある著者の新境地! 朝日新聞連載。

内容説明

失敗は許されない。敗北も許されない。SATが最後の砦だ!新人警察官の柿田亮は上司の勧めでエリート集団の機動隊を志望するが―著者が初めてSAT(特殊急襲部隊)に挑んだ警察小説。朝日新聞好評連載の単行本化。

著者等紹介

今野敏[コンノビン]
1955年、北海道生まれ。上智大学在学中の78年に「怪物が街にやってくる」で第4回「問題小説」新人賞を受賞。レコード会社勤務を経て、作家業に専念する。2006年に『隠蔽捜査』で第27回吉川英治文学新人賞、08年に『果断―隠蔽捜査2』で第21回山本周五郎賞、第61回日本推理作家協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やま

180
壮烈な訓練が待っている、その先には…。警察署に入った柿田亮巡査が、持ち前の明るさと、前向きな考えで機動隊の中の精鋭といわれるSATへ進んで行く姿を書いた物語です。それは、まさに壮烈という言葉にあたいします。【読後】自衛隊も、SATも、自分たちが出動する事になるテロ、戦争、凶悪事件が起こらないことを願いつつ、それに備えて日々厳しい訓練を行っていることが書かれています。柿田が、厳しい訓練を前向きに行っていく凄さは、凄まじさを通り越して壮烈としかいいようがありません。字の大きさは…字が小さくて読めない大きさ。2021/05/26

おしゃべりメガネ

165
う〜ん…、SATを内容にした作品ということで、かなり期待感が高まって読み始めましたが、結果は残念ながら微妙な感じです。タイトルからして、かなりハードなアクションモノを勝手に想像していましたが、内容は大きくことなり、SATに入隊するまでの訓練生の様子や成長をひたすら描く内容でした。それはそれで楽しめるのですが、やはり今野さんにはガツンとくるアップテンポなアクションを書いてほしかったかなと。訓練の様子も主人公のキャラのせいか、イマイチ緊張感が伝わらず、肩透かしな感じです。タイトル負けな感じは否めませんでした。2015/04/21

starbro

147
精鋭部隊が活躍する話かと思ったら、予想に反して今野敏版「教場」という感じです。今野敏だけあって一気読みで爽やかな読後感ですが、もう少し捻りが欲しかったかな?シリーズ化に期待と言ったところでしょうか?2015/03/12

あすなろ

138
なんだろう、捉えどころのない人間の大きさ感じるんだ、という真っ直ぐで純な若手の成長描く。正直、SATに入ってから余り面白くなかったのが玉に傷。それまでの気絶するほど愚直な成長ストーリーは面白かった。これは加筆とはいても新聞連載小説だからか?でも、新シリーズにまたなるか?ただ、主人公以外の次作も登場を予感させる強いキャラクターの登場人物が少なかった気が…。その他、警察の雑学が知れる。2015/06/22

てぃも

117
新人の警察官が成長していく物語。なんだか青春だな〜と、ほほえましく柿田の成長を見守るおばちゃんの気分でしたww私も魔法の言葉で頑張ろうかな〜(^-^)2016/10/18

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/9280768
  • ご注意事項