出版社内容情報
「丸かじりシリーズ」第35弾。秀逸な観察眼が今回も冴えわたる!――とナルト、ナルトは/シラスおろしの法則/おかめうどんのカマボコ/蕎麦のズルズル/納豆ジャニーズ論/刺し身を味噌で/鮟鱇を尊敬す/ニュースタイルお節/今、牛乳スタンドは/塩鮭をほぐして売ってもいいのかッ/お吸い物の地位は?/塩むすび復活す/妻という字にゃ勝てやせぬ/君よ知るや春雨の素性/雪見酒の法則/干しぶどうの堂々/カマスの立場/焙じ茶をめぐる冒険/「12球団弁当」の問題点/フライフルコースを望む/恋しきレバ刺し様/お~いラー油/餃子の七不思議/行ってきましたスカイツリー/柿の種誕生物語/レバ刺しはこのまま消えてもいいのかッ……。抱腹絶倒の東海林ワールド、定番の最新刊。
内容説明
もう一度、レバ刺しに逢いたい。追憶の中の“ヌラヌラ”を懐かしみ、思わず「贋作」偲び食い…抱腹絶倒の食エッセイ。
目次
不満の種の種
とナルト、ナルトは
シラスおろしの法則
「やっちゃってください」
齧って残してまた齧る
蕎麦のズルズル
「ホラ!こんなに」
納豆ジャニーズ論
刺し身を味噌で
鮟鱇を尊敬す〔ほか〕
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
64
週刊朝日2011年10/28~2012年7/13掲載分。タイトル通りレバ刺し好きな著者の「恋しきレバ刺し様」「レバ刺しはこのままでいいのかッ」柿の種、柿ピーにまつわる二編、日本語のオノマトペを考察した「納豆ジャニーズ論」 元始、おにぎりは裸であったで始まる「塩むすび復活す」等、今回も楽しませてもらった。読んでいるとその食べ物がそこにあるかのような気持ちに・・・・2016/12/08
佐久間なす
48
週刊朝日で連載中の「あれも食いたいこれも食いたい」をまとめた丸かじりシリーズ第35弾。 どのエッセイも身近な食べ物について独自の視点で語られていてとても面白かったです。 特にこういう視点もあるのかと関心したのは「塩鮭をほぐして売ってもいいのかッ」 鮭の瓶詰に皮が使われていないことをこのエッセイを読んで初めて気がつきました。 瓶詰に使われなかった皮が本当に捨てられているのかはわかりませんが、もしそうだとしたら捨てずにそれを使った『鮭の皮だけの缶詰』を売り出してほしいと、鮭皮愛好家として本気で思います2013/03/30
アズル
18
前半はいつもの丸かじりな内容でしたが、後半はレバ刺しの話題で持ちきりでした。ある意味、時代の目撃者としてのエッセイでした。私もレバ刺しとは深い付き合いではなかったけど、なくなってしまったことは少々残念でした。2014/10/14
みるくるみ
13
さだおとレバ刺しの逢引…会えない時間が愛育むのね…的な話も良かったけれど(さだおのせいでレバ刺し食べたくなっちゃったじゃんかー)(違反すると200万円以下の罰金or2年以下の懲役だと?!)、それより柿の種の誕生秘話が面白くて面白くて!柿ピーのピーをよけて食べる私からすれば、金属の煎餅型を踏んづけて歪ませちゃったおっちょこちょいな開発者の奥さんに感謝してもしきれません!!あーお腹すいたー2014/11/20
METHIE
12
読んでいると腹が減る。2014/03/14