宇宙刑事ギャバンＴＨＥ ＮＯＶＥＬ

八手 三郎【原作】/小林 雄次【著】

朝日新聞出版（2012/10発売）

• サイズ B6判／ページ数 236p／高さ 19cm
• 商品コード 9784022510174
• NDC分類 913.6
• Cコード C0093

出版社内容情報

　新たなる任務のためにアーム星に降り立った一条寺烈こと宇宙刑事ギャバン。しかし、彼を待っていたのは謎の大軍隊とあのマクーモンスターだった！ 10月20日公開の映画「宇宙刑事ギャバン　THE MOVIE」のアナザーストーリー登場！

内容説明

アーム星で消息を絶った女宇宙刑事ジュリアを捜索することになった一条寺烈こと宇宙刑事ギャバン。ミミーに替わる新たなパートナー、シェリーとともに愛機ドルギランでアーム星にやってきたが、犯罪組織メトスの攻撃を受けて、ドルギランを奪われてしまう。蒸着できなくなってしまった烈は、ジュリアの弟でアーム星の伝説の勇者ヴォルトの息子ハクとともにメトスに戦いを挑む。

著者等紹介

小林雄次［コバヤシユウジ］
１９７９年生まれ。長野県出身。脚本家・作家。代表作に『牙狼“ＧＡＲＯ”』『監査法人』など。映画『宇宙刑事ギャバンＴＨＥ　ＭＯＶＩＥ』の脚本も手がけた（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[谷精人]

「あの頃の子供たち」に向けた本と考えるべきなんだろうなぁ。真面目にＳＦとして読もうとすると、色々ツッコミ処はあるんだけど…あの頃、ギャバンが飛び回ってた宇宙は確かにこう言う宇宙だったでしょう？大人はあの頃の子供に戻って楽しめば良いし、今の子供たちは「新たなギャバン」の活躍を観てから、この本を読んで「かつてのギャバン」の活躍を知る入口にしても良いんじゃないかな？

2012/10/11

[ウサブロウ]

TVシリーズ宇宙刑事ギャバンの正統続編と言って差し支えない作品です。リアリティレベルやSF的考察は原作準拠で、一人の勇者が惑星一つを悪の組織から守り通すヒーローものであることはそのまま。そして作中で暴れるその姿は、お茶目で優しくてメチャクチャ強い一条寺烈そのもの！一人捕まるものの余裕を見せながら大脱出を図るギャバンは、テレビでたびたび施設などに潜入していたシーンを彷彿とさせます。著者の小林さんが脚本を手がける『THE MOVIE』がより楽しみになってまいりました。

2012/10/08

[ちー]

こんなのあるのかーと手にとった。マクー、ドン・ホラーは卒業してほしいな。宇宙刑事はすべてリンクしているのだから、もっと幅を持たせてほしかった。この作品からtype Gに続くらしい。この歳になってギャバンの新作に出会えるとは。

2013/11/19

[橘梓弓]

本業が脚本家ゆえに仕方ないのかもだけど、小説と思って読むとちょっと拍子抜けな感は否めない。主観がころころ変わるし、独白部分も説明不足。ただ、さすがの安定感と言うべきか、熱いのは間違いない。これを脚本として映像化して、その上で、本職の小説家に書いてもらった方がよかったんじゃなかろうか。

2013/01/31

[聡太郎]

かつて宇宙刑事ギャバンを観ていたおっさんとして、とりあえず買ってみたのだけど、正直にいって酷すぎる。ギャバンの教え子である若き刑事がでてきて謎の行動をとるが、その真相が明らかになってひっくり返りそうになった。宇宙刑事としてあるまじき理由で、免職間違いなしではないか。でもギャバンは叱責もせず最後までお咎めなし。この著者には今後ヒーローものに関わって欲しくない。

2012/12/11