出版社内容情報
【文学/随筆】現在にも未来にも不安や迷いを抱える若い世代に、辛口に喝を入れると同時に、人生なんてくそくらえ! と吹き飛ばすパワーを与えてくれるエッセイ。「自立して生きる」を実践してきた著者だからこそ書ける、空疎で陳腐な人生論を超えた一冊。
内容説明
一寸先は闇でもあるが、同時に光でもある。闇に放りこまれるか、光を浴びるかは、当人の意志次第だ。人生を他者に委ねるという他律的な生き方のなかで光を得ることは絶対にない。この「やりきれない世」を生き抜くための力とヒントに満ちた、丸山流人生論。
目次
親が在っての自分という発想は、猛毒だ
どんな仕事で食べてゆくかによって、本当の自立になるか、本物の人生になるかが決まる
国家が国民のものであったためしなど古今東西ない
賢愚の差を決定づけるのは、脳みその量ではない
好き勝手に生きていい人生だということを本当に理解しているのか
生ける屍をめざしてどうする
人は金と名誉に弱い。弱過ぎる。そして、不安と恫喝に弱い。弱過ぎる
恋愛ほど現実的なものはない
人は考えるために生まれ、考えることで命を燃焼させ、考えるからこそ存在意義を確保できる
生の奴隷となっても、死の従者となるべきではない
著者等紹介
丸山健二[マルヤマケンジ]
1943年長野県飯山市生まれ。64年より東京の商社に勤務。66年「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞し、同作で芥川賞を受賞。68年に長野県安曇野に移住、以後、文壇と一線を画した独自の執筆活動を貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ichiro-k
きょん
厩戸皇子そっくりおじさん・寺
もも
せりかわたつや