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人生なんてくそくらえ

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784022509383
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

出版社内容情報

【文学/随筆】現在にも未来にも不安や迷いを抱える若い世代に、辛口に喝を入れると同時に、人生なんてくそくらえ! と吹き飛ばすパワーを与えてくれるエッセイ。「自立して生きる」を実践してきた著者だからこそ書ける、空疎で陳腐な人生論を超えた一冊。

内容説明

一寸先は闇でもあるが、同時に光でもある。闇に放りこまれるか、光を浴びるかは、当人の意志次第だ。人生を他者に委ねるという他律的な生き方のなかで光を得ることは絶対にない。この「やりきれない世」を生き抜くための力とヒントに満ちた、丸山流人生論。

目次

親が在っての自分という発想は、猛毒だ
どんな仕事で食べてゆくかによって、本当の自立になるか、本物の人生になるかが決まる
国家が国民のものであったためしなど古今東西ない
賢愚の差を決定づけるのは、脳みその量ではない
好き勝手に生きていい人生だということを本当に理解しているのか
生ける屍をめざしてどうする
人は金と名誉に弱い。弱過ぎる。そして、不安と恫喝に弱い。弱過ぎる
恋愛ほど現実的なものはない
人は考えるために生まれ、考えることで命を燃焼させ、考えるからこそ存在意義を確保できる
生の奴隷となっても、死の従者となるべきではない

著者等紹介

丸山健二[マルヤマケンジ]
1943年長野県飯山市生まれ。64年より東京の商社に勤務。66年「夏の流れ」で文學界新人賞を受賞し、同作で芥川賞を受賞。68年に長野県安曇野に移住、以後、文壇と一線を画した独自の執筆活動を貫いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ichiro-k

15
若者に向けたメッセージ。同意できる部分(宗教や国家など)もあるが、挿入された著者の撮った写真と同様にかなり違和感あり。そもそもタイトル?2013/04/06

きょん

14
スッキリした。不甲斐ない現代人をここまでバッサリ、はっきり断罪する論調が端的で痛快だ。目が覚めるような気がした。ただ彼の中の、女は弱い、だから男は女を守るべき、という見解だけは残念。この人の願望なんだろうけど。小説を読んでみたい。2015/09/30

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

14
『生きるなんて』『田舎暮らしに殺されない法』に連なるストイック人生エッセイ。ストイックも度が過ぎるとハードボイルドになるという典型の様ないつものエッセイ。この人の小説は一度も読んだ事は無いが(どれも福田和也『作家の値打ち』で低得点)、こういうエッセイだけは魅力を感じる。読むと一瞬、精神や頭脳がカチッと固まった気分になる。自律的な気分になる。穏やかならぬ言葉で悩みを癒す刺激の書では無かろうか。良い。2013/06/01

もも

7
男性向け、なのかな?女性としては「うっ」って思うようなヘビーな内容だけれど、こうもズバズバ言って貰えると目が醒める思いです。甘っちょろい考えで生きてるな、と反省。2016/12/25

せりかわたつや

7
丸山節炸裂。これぐらいの気概を持たないと、本当に生きてはいないということか。つくづく反省させられる。2016/10/10

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