原発事故 残留汚染の危険性―われわれの健康は守られるのか

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原発事故 残留汚染の危険性―われわれの健康は守られるのか

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  • サイズ B6判/ページ数 159p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022508737
  • NDC分類 543.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

 福島原子力発電所で大変な事故が起きた。そもそもなぜ起きたのか、安全ではなかったのか。右往左往しているように見える現場では何が起きているのか。本当に大丈夫なのか。これからどう対処していけばいいのか。ブログにアクセス集中の専門家・武田邦彦氏が、緊急出版する原発事故の本当の問題点。「こんな非常事態だからこそ、原発問題に関する今までのタブーを表にすべきときです」と綴った衝撃の一冊。

内容説明

なぜ国は本当のことを公表しないのか。事故が起きた理由、何が問題なのか、放射線の影響は大丈夫なのか。「原発は地震で壊れるように設計されている」と著者は3年前にすでに今回の問題点を指摘していた。原子力の専門家が緊急出版する衝撃の書。今、子どもの未来のために知っておきたい真実。

目次

第1章 いったい何が起こったのか?(マグニチュード9.0の真実;崩壊したのは地震が巨大だったからではない;地震の一時間後に電源が止まった福島原発 ほか)
第2章 そもそも何が問題なのか?(なぜ二〇〇七年の教訓が生かされなかったか;「地震が来たら壊れて住民が被ばくをする」ように設計されている;地震の予想を低くすれば通ってしまう基準 ほか)
第3章 どうすれば身を守れるのか?(残留放射線は三〇年間、その土地に残る;子どもにどれだけ影響が残るか;短期的・長期的な残留汚染の影響 ほか)

著者等紹介

武田邦彦[タケダクニヒコ]
1943年東京生まれ。東京大学教養学部基礎学科卒。工学博士。卒業後、旭化成入社。同社ウラン濃縮研究所長、芝浦工業大学教授、名古屋大学大学院教授を経て中部大学教授。内閣府安全委員会専門委員などをつとめた。環境学者としてテレビ、雑誌などでも幅広く活躍している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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魂の叫び

3
東日本大震災関連として福島原発事故も調べようと思い図書館から借りました。あ!!東日本大震災は天災でありますが、福島原発事故は間違いなく人災です! さて本を読んでおもわず解りやすい!と思いました。役人は謝らないということや実際に非常時訓練をしてないことが明らかになりました。原発が必要なら霞ヶ関に造りゃいいじゃん!!と私は思います。福島原発でまた高濃度汚染水が流れていたと今日の時事通信ニュースがありました… 全国ネットニュースは…2015/02/22

michi

3
東日本だからなのか最近図書館に震災・原発系の本が増えてきました。ネットをやっていれば入ってくる情報の内容のおさらいといった感じ。内容的には事故から一ヶ月の時点。専門用語がわからなくても伝わるよう気をつかって書かれています。表題のことよりも「原発は地震で壊れるようになっている」ことの説明が2/3ほどでした。2011/10/10

emi

3
原子炉の核反応を核爆発と書いていますが、この点は正しいのか?放射線と放射能と放射性物質など科学者であれば正確な記述をすべきであろうとは思うのですが、分かりやすく説明しようとしているのか煽っているのか分かりませんが、些か冷静なスタンスと言うよりも、若干ヒステリックで感情的な書き方も気になる。「日本が弱い原発をつくった九つの原因」の記述があるのだが(だいたい使う言葉自体が煽りすぎている感がなくもない)、それは一理あるし現在の日本社会の抱える問題の多くはここに発端があるモノもあるかと思う。(コメント欄へ続く)2011/09/12

usanosuke

3
武田氏は口がなかなか達者なところがあるので、本当かなと思ってしまうこともあるのだが、この本で主張していることは明確である。本のタイトルにある「残留汚染」に触れているのは第3章から。前半では、日本の原発は震度5にしか耐えられない設計であるとし、後半でいったん事故が発生すれば放射線の影響は30年続くとしている。「ただちに健康に影響は出ない」と曖昧な発表ではなく、むしろ著者のようにわかりやすく現実を説くことは重要だと思う。 2011/08/07

ペリ

2
東日本大震災をきっかけに叫ばれるようになった【脱原発】。その時何があったのか、これから何が起こるのか。「科学に基づいた真実」をベース語られているが、原子力を利用することの覚悟を問われているような気がした。普通に暮らしていると考えることは少ない。色んな情報を元に自分自身の中で整理し、何が出来るか考えていくきっかけにしたい。2019/08/12

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