内容説明
映画「ザ・マジックアワー」の舞台、幻の港町、守加護が甦る。種田陽平さんのデザイン画をカラーで収録。
目次
唯一無二の人、植木等さん
犬に動じぬ、中井貴一さん
同世代がそろって「シェー」
キヨちゃんのピアノと合奏を
人前の演奏、緊張でガチガチ
思い出の街、江古田を再訪
出会いは不思議、堀内さん
芝居になぜか「角栄」登場?
あの時、隣にいたのは…
自転車で映画のロケハン〔ほか〕
著者等紹介
三谷幸喜[ミタニコウキ]
1961年生まれ。脚本家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
れみ
55
三谷幸喜さんのエッセイシリーズ7作目。主に、前作から登場していたお芝居2作と映画のお話。市川崑監督の撮影現場での様子や訃報に寄せた文章を読んで、「ザ・マジックアワー」と「犬神家の一族」をセットでもう一度見てみたくなったなあ。2015/05/19
kinkin
33
『ザ・マジックイヤー』という映画は笑わせてくれた。その映画の脚本、監督が三谷幸喜さんだ。テレビでお見かけすると、本気と真剣さと冗談が入り混じったトークも面白い。そんな三谷さんのエッセイ集。昔、植木等さんのうちに電話をかけた話や、市川崑監督との交流、映画のこと、飼っている猫のこと、和田誠さんのイラストと共に、ほのぼのと読めるので、重めの本の合間に読むのにいいかもしれない。2014/06/19
Fondsaule
26
★★★★☆ 三谷幸喜さんのエッセイ「ありふれた生活」第7弾。 付録に、映画『ザ・マジックアワー』の世界が付いている。2021/08/15
岡本正行
23
このシリーズ、7冊目。著者の感じ方、考え方、そして様々な思いが、しっかり感じ取れてくる。今回は、演劇、俳優・役者さんたちのころや個性、出来事が頻出、多く出てくる。演劇の監督、作者、脚本家だから当然ではある。演劇や映画作成の苦労話が多い。買っている犬や猫のこと、特に永年、飼っていることで、高齢化、身体の衰えなどへの想いが込められている。ペットも、永く飼うと死んだり衰弱するのがつらい。個人的には、そこまで永くペットを飼ったことがないので、ほんとうのところはわからないのが現実なのだ。2022/06/19
抹茶モナカ
22
三谷幸喜さんが朝日新聞で連載しているエッセイの第7巻。映画『ザ・マジック・アワー』の監督業に多忙だった頃の日記なので、映画撮影の話題が中心。軽めの文体で、1つのエッセイの分量も少ないので、読みやすくて、疲れ気味なものの、本が読みたくて、このシリーズでお茶を濁しています。ちょうど、三谷さんも年齢的に仕事バリバリで日常的な話題は映画の仕事が終わってから、猫の老いの話が出るくらいで、あとは仕事の話題。三谷さんは、自分の価値観がしっかりしていて、ぶれない感じに憧れる。ユースケと行ったシガーバーの話題にドキドキ。2018/11/19