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救える「いのち」のために―日本のがん医療への提言

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  • サイズ B6判/ページ数 201p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022503886
  • NDC分類 494.5
  • Cコード C0036

内容説明

「いのち」を守り続ける、ひとりの国会議員が進行がんになった時。川田龍平氏(参議院議員)との対談「『いのち』を守るために」も収録。

目次

第1章 がん告知をされて
第2章 日本のがん医療制度の問題点
第3章 検診とたばこ対策が健康を守る
第4章 抗がん剤の未承認と適用範囲の拡大
第5章 抗がん剤療法に正当な評価を
第6章 緩和ケアは末期医療か?
第7章 患者ができること
第8章 がん医療の向上のために公費投入を
対談 「いのち」を守るために(山本孝史・川田龍平)

著者等紹介

山本孝史[ヤマモトタカシ]
1949年7月、兵庫県芦屋市生まれ、大阪市育ち。大阪府立清水谷高校卒業。68年、立命館大学産業社会学部に入学。在学中、大阪万博で身体障がい者の介助をし、ボランティアの楽しさを知る。その後、大阪ボランティア協会のボランティアスクールを受講。交通遺児と母親の作文集「おとうちゃんをかえせ」を発行、交通遺児家庭の生活実態調査、政治への要望の会などの活動を展開。ボランティアグループ「大阪交通遺児を励ます会」を結成、励ます会全国協議会の事務局長に就任。72年、大学卒業と同時に交通遺児育英会に入局。81年、米国ミシガン州立大学人間科学部大学院修士課程修了。90年、交通遺児育英会事務局長。93年、大阪4区より衆議院議員初当選、96年、再選。厚生委員会に所属、年金制度や医療制度改革、介護保険の創設など、社会保障制度をめぐる諸問題に取り組む。「交通事故問題を考える国会議員の会」初代事務局長。2001年、大阪選挙区より参議院議員(民主党)初当選。厚生労働委員会に所属。01年、民主党厚生労働NC大臣、03年、民主党新緑風会幹事長、05年、参議院財政金融委員長に就任。12月、胸腺がんが見つかる。06年5月22日の参議院本会議で、がん患者であることを公表、「がん対策基本法」の早期成立を訴える。同時に、4年間取り組んできた「自殺対策基本法」の早期成立を訴え、両法案とも異例のスピードで成立。「国会がん患者と家族の会」事務局長。2007年7月、参議院比例区に転じ再選(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルゴン

4
★★★☆ がんにかかった国会議員が最後の力を振り絞って書いた渾身の書。点数制度の問題点や、外国で承認されている治療法を日本では保険適用外でしか受けられないという問題、治療と緩和ケアを切り分けすぎているという問題など、患者だからこそなお分かる問題を取り上げています。問題点が見つかった時に制度改定に尽力できるのが国会議員。他の国会議員も問題と思うことを全力で考えるようであってほしい。ただ最後、国の医療費政策を批判するのみで代案を示せなかったのは残念でした。2017/11/25

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