借りまくる人々―クレジット依存症社会の真実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 269p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022502599
  • NDC分類 338.7
  • Cコード C0036

内容説明

学生や老人を破産に追いこむクレジットカード、ローン借り替えの誘惑、事実上無審査の融資、容赦ない取立屋の生態―。気鋭のドキュメンタリー映像作家が徹底した取材でクレジット地獄と金融界の実態を明らかにした異色ノンフィクション。

目次

借金ブーム
ビザvs.シティコープ
学生カード
イージークレジット
取立て屋クリスとボブ
売買される個人情報
破産法の改正
一家の悲劇
質屋
NOと言った人々
アメリカンドリーム

著者等紹介

スカーロック,ジェイムズ・D.[スカーロック,ジェイムズD.][Scurlock,James D.]
1972年、ワシントン州シアトル生まれ。ペンシルベニア大学ウォートン校在学中にファストフード事業を始めたが失敗。大学中退後、雑誌記者など多様な職業を経験しながら独力で映画制作を学ぶ。ドキュメンタリー映画『もうくたくた』は各方面から高い評価を得て、ミルウォーキー国際映画祭、ニュージーランド国際映画祭など十指に余る賞を獲得した

中谷和男[ナカタニカズオ]
東京外国語大学フランス語科卒業。NHK入局、社会部を経て海外特派員に。ベイルート、ナイロビ、ソウルの各支局長、バンコクでアジア総局長、パリでアラブ・アフリカ・ヨーロッパ総局長などを務め、1995年退局し、独立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

くさてる

6
「借金の荒波をサーフィンしている」現代アメリカのある種の人々の現状に迫った一冊。ちょっと煽り過ぎな観はあるけれど、身も蓋もない事実と恐ろしく張り巡らされた消費と借金の罠の仕組みは興味深かった。元々はドキュメンタリー映画と同時進行で作られた書籍なだけに、そちらのほうも観てみたくなりました。2014/06/02

二階堂聖

4
借金はやめときなという本。知らぬうちにクレジットカードを使ってしまう自分、ちょっと見直そうかなと思った。そういえば、大学生になったときにはじめてクレジットカードを使ったときは大人になった気がしたものだったなあ。危険。『借金は有害であり、だからデイブは、住宅ローン以外は一切を現金で決済するよう勧める。住宅ローンも最長15年に限るべきだとする。(P11)』 2017/08/03

Humbaba

2
一度贅沢の味を覚えてしまうと,人はその味を忘れられずに追い続けてしまう.クレジットカードがあれば,実際の収入よりもよほど多くのお金を自由に使うことができる.しかし,それはあくまで借金であるため,将来的には支払わなければならない.2011/02/23

0
かなりリベラルの視点から書かれていることを差し引いても、アメリカのクレジット依存と、それによる消費の創造のしくみが描かれる。なかなか興味深い。2012/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8885
  • ご注意事項