迷子の自由

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022502537
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

目次

東京(引っ越しの朝;ブロッコリー ほか)
インド(インドへの道;夢 ほか)
東京(そっぽのアンテナ;サクラチル ほか)
重慶(チュンキン;ルーシーの夢 ほか)
東京(記憶喪失の予定;私は機械になりたい ほか)

著者等紹介

星野博美[ホシノヒロミ]
1966年、東京都生まれ。会社勤務、写真家・橋口譲二氏のアシスタントを経てフリーに。香港返還前後の2年間、香港で暮らした体験を書いた『転がる香港に苔は生えない』で第32回大宅壮一ノンフィクション賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tu-bo@散歩カメラ修行中

26
☆四つ とても面白かった。再読するかもしれない。        大好きな星野博美さんの本。見開きページに写真、そして原稿用紙三枚程度のエッセイ。写真とエッセイというハイブリッドな表現。身に滲みた。冷めた静かな文体。よけい身に滲みました。2014/10/19

今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

9
映像にノンフィクションはありえない、必ず撮り手の主観がはいっているから、と言ったのは森達也だったか。写真でも絵画でも、横にそえられたタイトルで印象が一気に変わってしまうことがある。そういう意図があったのか、そういう視点で見なくてはいけないのか、と作者の思惑に引きずられる。写真とテキストのセットってのは最強ですねー、吉本ばななの「絵が描けてたら小説家になってない」という発言を改めて納得。写真俳句ってのもあるけど、テキストの足りない部分を写真に補完させるって点ではずるいのかもね。2017/02/21

これでいいのだ@ヘタレ女王

8
転がる香港に苔は生えない、、、の勢いは感じられないが、写真とエッセイでゆるーく まったり休日の読書が楽しめました2013/09/23

makimakimasa

7
1つ1つの表現や感性が冴え渡るフォトエッセイ。1つの題に文章と写真が見開き2ページずつで、日常生活(東京郊外)の中に2回の海外旅行(インド、重慶)が挟まる構成。農家直売の野菜にときめき、人間観察の中で感じた違和感、若い頃とは異なる旅との向き合い方、自由や記憶について考察、そして風景の中で失われていく物を拾い集める。そんな珠玉の文章群に、街角の植物と動物と構造物と人間を切り取った写真達が相まって、読者の心を捉えて離さない。著者と同じく、武蔵野で今月1人暮らしを始める友人がいるので、本書をプレゼントしたい。2020/07/11

羊の国のひつじ

6
日常での気づきや旅先での出来事を綴ったエッセイ。星野さんの物を見る視点が何となく好きで読んだ。動物と人間が共存しているインド、階段が連なり暗い過去のある重慶、チュンキンマンションのある香港、のどかな散歩ができる武蔵野。星野さんが語ると、どの場所も素敵な場所に思える。2018/12/28

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