ネット時代 10年後、新聞とテレビはこうなる

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  • サイズ B6判/ページ数 203p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784022502322
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C0095

出版社内容情報

2011年、誰も予想しなかった出来事が起こる・・・・・。元電通総研社長の著者が、新聞とテレビがネットにのみ込まれる日を大胆予測。

内容説明

二〇一一年に予定されているテレビ地上波の完全デジタル化。数年後、テレビがネットにのみ込まれるや、その余波は新聞にも及び、ついには、日本のメディアはすべてネット上の仮想空間「eプラットフォーム」に吸収されていく。その時、新聞社もテレビ局も、メディア(媒体)という性格を失い、コンテンツ・プロバイダー(番組供給、記事配信)に後退せざるを得なくなる。ジャーナリズムは生き残れるのか。広告はどう変貌するのか。新しいメディアの盟主は現れるのか。著者・藤原治がリアルに描写する日本メディアの近未来。いま全マスコミ人が抱いているインターネットに対する「漠たる不安」が現実のものになる日は本当にやってくるのか。

目次

新聞とテレビがネットにのみ込まれる日
第1部 過去形としてのメディア(新聞ははたしてメディア(媒体)なのか
既存メディアとインターネットはどこが違うのか
新聞離れはなぜ生じたのか、テレビ離れはなぜ起きないのか)
第2部 現在進行形としてのメディア(すでに起こった未来―メディアとネットの融合の兆し;地上波のデジタル化がメディアの大変革を促す;「紙」を前提とする新聞経営は次第に行きづまる)
第3部 未来完了形としてのメディア(二〇一一年を境に「メディアとネットの融合」が加速する;「融合」以後のメディア経営の具体像;メディアの経営を支える広告はこう変貌する)
未来のメディアの盟主は誰か

著者等紹介

藤原治[フジワラオサム]
1946年、京都府生まれ。東京大学法学部卒。慶應大学大学院経営管理研究科修士課程修了。72年、電通入社。新聞雑誌局地方部に勤務。88年、世界平和研究所へ出向。その後、電通・経営計画室長などを経て、2004年、電通総研社長兼電通・執行役員(05年、常務執行役員)に就任。経済同友会幹事・ITによる社会変革委員会副委員長、日本野球機構有識者懇談会会員、筑波大学客員教授などを歴任。2006年末、電通・電通総研を退職。近年、ネット時代におけるマスメディアの近未来について、各方面でさまざまな提言を行っており、05年9月の読売新聞シンポジウムの基調講演で示した2010年代の新聞像は、全マスコミ界に驚愕をもって受け止められている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アルゴン

2
★★★   新聞・テレビ・インターネットといったメディアが融合して1つの媒体となるであろうと10年前に予言した本。確かに地デジ、電子書籍、新聞のインターネット版などその兆候となっている事象は発生していますが、劇的に変わっているわけではなく、既存勢力が今までの形を維持しようとする力の強さを感じます。2017/10/14

key-channel

0
多少古いデジタルメディア論な気がするが(2007年発行だから致し方ないところもある)、ほぼ的は得ているか。しかし、古い人なのか、テレビから新聞の中身を表示させるのが未来の形とか言っているのは残念。産経がそれをして失敗しているのはなぜだかこの著者はわかるのだろうか。内容は坪田氏の本に軍配を上げるが、広告に言及している部分はこの本を読む価値があるか。2009/11/14

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