ぼくは日本兵だった

ぼくは日本兵だった

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  • サイズ B6判/ページ数 245p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784010710517
  • NDC分類 936

目次

1 WAR IS ON
2 ジャーナリスト修業
3 捕われの日々
4 陸軍2等兵平柳秀夫
5 第4中隊
6 中国の戦野で
7 敗戦
8 再会

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かおりんご

46
読み友さんの感想を読んで、気になったので読んでみました。二世ものやハーフものの戦記は読んだことがなかったので、とても興味深かったです。外見が違うと、やはり差別の対象になるんですね。でも、親身になって支えてくれる人たちがいて、それはよかったなと思いました。戦争の話もあるけれど、半分自叙伝のような感じでした。2015/10/10

へくとぱすかる

39
一気読みしてしまった。「百万人の英語」「大学受験ラジオ講座」で有名な、J・B・ハリス先生の自伝。日本国籍になったため、徴兵されて一兵士として中国戦線で闘った4年間は、壮絶としか言いようがない。同僚の兵士も元は一般市民だから、軍隊内で理解を示す人もいたことは救いだっただろう。父を早く亡くしたことが、かえってイギリス人の子としての心を持ち続けることができたのかもしれない。2015/09/27

たまきら

31
見た目はまるっきりイギリス人な男性が、日本に帰化したものの受けた様々な差別や戦時中の惨い日々を描いた本です。良い出会いもあった。けれども、権力を持つ歪んだ者が行う犯罪を告発できなかった、保身に走った…と綴るエピソードに背筋が凍りそうになりました。女を、市民を我が物顔で蹂躙する権力者。自分がそちら側に隷属する立場になったら?戦後の日本での生活ににっこり。旺文社かあ、お世話になったなあ。2020/02/27

Koning

31
ラジオ百万人の英語の講師だったハリス先生。まさかの戦前に帰化してスパイ容疑で捕まって釈放されたと思ったら徴兵されて北支戦線に引っ張られてたとは!という子供の頃にあの番組で英語勉強してましたな人でなんとなく聞いてたような私のような人間には色々とびっくり島倉千代子なお話の連続で。人間性がアレになっちゃう人とそんな中でもちゃんとしてる人とこういう極限状況ではくっきりしちゃうんだなーと改めて思ったり。友達と再会したら戦場でも再会してたかも!というネタはそれだけで映画になりそうで(笑)。無線傍受暗号解読部隊の(続く2015/02/20

こぺたろう

14
イギリス人の父と日本人の母の間に生まれた著者の戦争手記。私は勝手に、英語を生かした諜報戦略に従事される話だと思っていたのですが、はじめは普通の日本人歩兵として、軍での生活を送られたようです。物凄く苦労されたというのが、文章から伝わって来ました。2020/03/18

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