出版社内容情報
大阪市阿倍野区と西成区に校区を持つ大阪市松虫中学校。かつて「荒れた学校」と言われた松虫中学校が、いまや生徒が元気のいいあいさつを聞かせてくれる学校となった。学校教育の「モデル校」として全国から多くの見学者が訪れる。中には、人材育成の示唆を得ようとする企業経営者の姿も多く見られる。松虫中学校が変わった裏には、原田隆文教諭の決してあきらめない「育てに育てる」壮絶なまでの魂の教育があった。陸上部監督としては、松虫中学校勤務7年間で13回も日本一(個人種目)を達成。全国大会・国体等入賞総数のべ53種目。大阪府大会では男子総合優勝6年連続12回、男女優秀校5回受賞。なぜ子どもたちは変わったのか、なぜ学校は変わったのか。現在天理大学人間学部講師として教員養成に務める原田先生が、いま教育に求められる、教師のあるべき姿勢と実践法の全てを提示する。教育の意義と可能性を改めて考えさせられる1冊。
内容説明
心を育てれば子どもは必ず変わる。荒れた中学校を立て直し、陸上部を7年間で13回の日本一に導いた、原田隆史の教育。
目次
プロローグ どんな子どもでも日本一になれる
第1章 理念がなければ人は育たない―自立型人間の育成を目指して
第2章 本気でやらんと人が死ぬ―がむしゃら教師時代
第3章 絶対松虫中を変えてみせる―首をかけて目指した日本一
第4章 みんな子どもたちに教えてもらった―教え子たちとの熱い日々
第5章 皿洗いをつづけて陸上日本一?!―原田式人材育成術
第6章 まずクツをそろえることから―家庭でできる心づくり指導
エピローグ 全国にエクセレントな本気の教師を
著者等紹介
原田隆史[ハラダタカシ]
1960年8月大阪府生まれ。奈良教育大学卒業後、大阪市立中学校教諭として20年間勤務。クラブ指導、体育指導、生活指導を通して子どもたちの「生きる力」を高める取り組みを実践する。陸上競技指導では独自の指導法によりスピード強化を実現。大阪市立松虫中学校陸上競技部を赴任3年目にして、全日本中学校陸上競技選手権大会で6種目に入賞、うち2種目を優勝にまで導く。松虫中学校勤務7年間で、全国大会・国体等入賞総数53種目、うち優勝・日本一13回を達成。強豪ひしめく大阪府では、男子総合の部総合優勝6年連続12回、男女優秀校受賞5年連続5回の新記録も樹立。公立中学校としては異例の実績として、各方面より注目を集める。生活指導の面でも、混迷する教育現場の立て直しに尽力。地元大阪では「生活指導の神様」と呼ばれ、荒れる教育現場の教師から絶大な信頼を受ける。2003年4月より天理大学人間学部講師として教員養成に務める一方で、スポーツ選手メンタルコーチ、企業人材育成教育、松虫中学校陸上競技部支援などの活動も行う。大阪中学校体育連盟陸上競技部より優勝監督章受章15回など受章多数
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Akira Nagata
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